biotop
Marina Yonetsu
2024.08.31 - 09.30
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Marina Yonetsu
2024. 8.31 (sat) - 9.30 (mon)

強さと脆さが共存するガラス表現を探求し、日常で目にふれる、いきものの生死の循環をテーマに凝縮した空間と時間をお届けできればと思う。−米津真理奈

関西を拠点に活動する米津真理奈(1994-)は、昨年個展活動をはじめたばかりの、若手ガラス作家です。
富山ガラス造形研究所、金沢卯辰山工芸工房といった北陸地域で、ガラス技法を磨いてきました。
米津は、一度鋳造したガラスをバラバラに砕いたのち、再びそれを組みあげる行為を通して、存在することや死について思索しています。
加熱したガラスを急冷することでできた鮮烈なヒビと、そのヒビの隙間にのぞくガラスのかがやきに、鑑賞者は相反する皮膚感覚にはじまり、複数の時間、記憶を会得することでしょう。
「ビオトープ」(生物の生息空間を示す語)と題された本展は、近年米津が取り組んでいる動植物のモチーフと、hide galleryの空間が出会ったことによって生まれました。
米津の新作ならびに旧作を含んだ一連の作品群が、自然が垣間みえる展示空間を舞台として、独自の世界を構成します。

Artist Profile

米津 真理奈

1994年 大阪府生まれ。富山ガラス造形研究所、金沢卯辰山工芸工房ガラス工房修了のち、大阪を拠点に活動中。 造形したガラスを一度砕き、再構築する独自の技法により、素材の特性や世界観を表現している。 2023年に現・砕継の技法を用いた初個展を開催。国内の展覧会を中心に、精力的に活動している。 メメント・モリを作家独自の観点で捉えた、作品・空間づくりが特徴。