“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • 1986年から1992年にかけてロンドンのデザインスタジオ「8vo」が刊行したタイポグラフィ誌「Octavo, International Journal of Typography」全8号を、原寸大で復刻・記録したアーカイブブック。
編集・デザインはオリジナル版「Octavo」の制作を手掛けた Hamish Muir(ハミッシュ・ミューア)と Mark Holt(マーク・ホルト)が担当しています。
Octavoはポストモダンデザインの全盛期1980〜90年代において、スイス・モダニズムを基盤とした厳格なタイポグラフィと実験的誌面構成によって強い衝撃を与えたデザイン誌として知られている。クライアントワークから独立した自主出版プロジェクトとして、「デザイナー自身が思想を持ち発信する」というグラフィック・オーサーシップの潮流を象徴する存在となりました
本書では、誌面の制作過程で使用されたレイアウト設計図、校正指示、試作モックアップなども収録。DTP以前の手作業による組版・印刷工程も記録しており、20世紀後半のタイポグラフィ史とグラフィックデザイン実践を立体的に読み解くことができます。

#OctavoRedux 1:1(SoftCover)#UnitEditions#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年06月24日
  • フィンランドのビジュアルアーティスト・Jenni Toivonen(ジェニ・トイヴォネン)は、自身の先祖である曽祖父母とその家族を含むフィンランド人の一団が、資本主義とは隔絶した場所で菜食主義を生活基盤に置く理想郷(ユートピア)を築くべく、1929年にフィンランドからブラジルへと移住した歴史があることを知った。
本書はこの家族の歴史の存在に気が付いたことをきっかけに、トイヴォネンが取り組んだ探究と制作の成果をまとめた一冊。
移住や記憶、そして人間と自然のつながりの探求を通じて、ユートピアの概念や現代社会における歴史の位置付け、そして理想を追求する人間にもたらされる行動変革とその影響力に関心を寄せたトイヴォネンは、彼らの足取りを辿って数十年前に人々が暮らしていた村へと実際に足を踏み入れ、血脈以外の繋がりのないブラジルや過去との接続を試みました。さらにトイヴォネンは、一糸纏わぬ無垢な裸の人間をその環境に身をおかせることで、人と自然が共存する可能性、あるいは人の起源や帰属意識といった問題への考察にも着手。自然の中における人間の無力さ、そして人と自然の親和や共鳴が視覚的に示されています。

#AREWETHERE#JenniToivonen#KultBooks#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年06月24日
  • Ken Garland: Structure and Substance

イギリスのグラフィックデザイナー・Ken Garland(ケン・ガーランド)による思想と実践を包括的にまとめたモノグラフ『Ken Garland: Structure and Substance』の再販版。
ガーランドは、商業主義に偏重したデザインへの批判を通じて、消費を促すためだけでなく、社会的・人間的価値に根ざしたデザインのあり方を提起した1964年に発表のマニフェスト『First Things First』で知られています。
本書では、ガーランドによる印刷物を中心としたグラフィックワークに加えて、展示や環境デザイン、タイポグラフィなど多岐にわたる制作を取り上げながら、ガーランドの仕事に通底する「構造(Structure)」と「本質(Substance)」の関係性を解明。
視覚表現のみにとどまらず、情報の整理や社会的機能も重視したその姿勢は、現代におけるデザインの倫理と実践に対して再考を促します。
カバーデザインは、1969年に大人気を博したゲーム『コネクト』のためにガーランドが手掛けた作品をフィーチャーした新たな装丁が採用されました。

#KenGarland:StructureandSubstance#UnitEditions#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年06月23日
  • SPLINT

写真家、クリエイティブディレクター・Chessa Subbiondo(チェッサ・スビオンド)による初作品集。
自身が拠点とするニューヨークとロサンゼルスで過去2年間にわたって、新進や中堅のモデルと女優を迎えたセットアップによる一連の作品を収録。
静止した場面でありながら前後の時間や物語の存在を感じるのは、場面設定の演劇性に焦点が当てられていることに加えて、スビオンド自身の私生活や周囲の人々への観察から得た感情を様々な人物に投影されていることが大きく起因しています。
作り物のはずが確かに宿るリアリティは、鑑賞者の心に混乱や興奮、そして悲しみといった感情までも呼び起こします。

#SPLINT#ChessaSubbiondo#スーパーラボ#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年06月22日
  • Moder—n no.2
クリエイティブディレクターで編集者・高宮啓が発行するカルチャー誌『Moder—n』。
アナログレコードのA面・B面を思わせる誌面編集と、アートブックのような大胆なビジュアル構成を特徴とし、アート、写真、音楽、ファッション、スケートカルチャーなど多様な領域を横断しながら、現代カルチャーの断片をドキュメンタリーで記録します。
第二号となる本誌では、「REPORT AGE(時代の記録)」という特集タイトルのもと、世界中で大きな変化が起きてしまった現代の中で多様化が加速するカルチャーは現代社会でいかに触媒の役割を果たしているのかを、世界各地のアーティストたちと共にノンフィクション・ドキュメンタリーの形式で解読。
巻頭では、写真家としての活動のほかに世界情勢や社会問題についてSNSなどを駆使して発信を行う活動家、さらに10代の頃から音楽活動に取り組み、近年では活発に幾つものレコード作品もリリースするWolfgang Tillmans(ヴォルフガング・ティルマンス)を特集。
現在の拠点であるベルリンでのスナップと思われる写真を含むバラエティ豊かなイメージの組み合わせにより、今回のテーマ「REPORT AGE」が見事に表現されています。

#Moder—nno.2#ATARICA.inc#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年06月21日
  • EONS

写真家・南佐和子が、北海道やフランス、ドイツ、アイスランドと各地を旅しながら、自然と文明的な人の営みの交錯を探ることでそれぞれの土地に織り重なる「時間の積層」を明らかにした一冊。
氷河や柱状節理といった太古の地球活動による痕跡や、連綿と続く動植物の営み、太陽から放たれたプラズマが地球の磁場に引き寄せられて生じるオーロラ。
数億年という計り知れない時間の経過と繰り返しを通じて生み出された風景の数々は、AIやSNSの興隆によって即時性や効率性の重視が加速する人間社会の特殊性と、自然における多様な時間の尺度や在り方を問いかけます。

#EONS#南佐和子#uluspublishing#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年06月19日
  • VISCIN
ギリシャ人映画監督・Yorgos Lanthimos(ヨルゴス・ランティモス)が、ホラー映画の鬼才であるAri Aster(アリ・アスター)の持ち込み企画で監督を務めたサイコサスペンス『Bugonia(邦題:ブゴニア)』。
本書はランティモスが『ブゴニア』の撮影現場やロケーション周辺で撮影したスチル写真を、長い一本のページを蛇腹に折り畳んだ造本でまとめた一冊。
読み進めていくごとにたわんでいくページの姿は、巻かれていたフィルムがリールよりほどけていく様子を彷彿とさせます。
即興による垂直や並行を無視した風変わりの構図。謎や不穏さの漂う風景や人物のポートレート。死と再生。モノクロームの無彩色から次第にカラーの有彩色へと転じていくイメージの展開とその視覚体験は、ランティモスが書物という形式を通じて到達した新たな地平に鑑賞者を導きます。

#VISCIN#YorgosLanthimos#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年06月18日
  • Dewdrops 露のしずく

季節の変わり目や、朝晩の寒暖差によって植物の葉先や枝に水滴が発生する自然現象であり、日本では秋の季語として知られる「露」。
至近距離のマクロな視点から「露」を10年以上にわたって撮影したスイスの写真家・Mäddel Fuchs(メッデル・フクス)は、自然のうつろいや時間の経過でもたらされる美に向き合い続けることを通じて、日本古来からの美意識である「侘び寂び」に相通じる感覚を会得しました。
本書ではフクスの撮影した「露」の写真178点とともに、「露」について松尾芭蕉や小林一茶、正岡子規といった日本の詩人らが詠んだ短歌11句を互いに呼応する形で収録。
足元の小さな世界でひっそりと繰り返される美の存在に向けた様々な視点や解釈に触れることができます。

#Dewdrops露のしずく#MäddelFuchs#HeHe#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年06月17日
  • The Fourth Wall / 第四の壁

写真家・竹之内祐幸が、様々な被写体の持つ無垢な美を引き出した一冊。
竹之内は両親が共働きのために幼少期は家で一人過ごすことが多く、孤独感や疎外感を抱えながらも、そうした感情と弱さを悟られないように壁を作りながら他者と関わってきました。
しかしカメラを手に写真を撮影している最中においては我を忘れて無心になることができ、幼少期に感じた孤独や疎外感を乗り越えて他者にありのままを曝け出すとともに、自身の内面で眠る生来の自分とも再会を果たすことができました。
本書では竹之内が撮影した都市の風景や草木に花などの自然、また身の回りの何気ない日常に、様々な友人たちなどを収録。
竹之内の内面から溢れた柔かな視線と鋭い観察眼を通じて、被写体の潜在的な魅力と、そこに存在することの儚さや奇跡が捉えられています。
タイトル「第四の壁」は、現実世界と演劇内のフィクションな世界を隔てる想像上の壁について指す単語で、観客はこの壁を通して舞台上に繰り広げられる世界を観ているとされます。

#TheFourthWall第四の壁#T&Mprojects#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年06月15日