“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • ニューヨークを拠点にアートディレクターであり写真家、幅広く活動を展開するBrian Kanagaki(ブライアン・カナガキ)が、自身の生まれ育ったカルフォルニア州・サンフランシスコの湾岸地域で撮影した作品集。タイトル「doldrums」とは、低迷や不振といった状態を指す単語ですが、作者はこうした調子が悪い状態を過ごすことはその後の人生や自己の内面を豊かにするために必要な期間であると位置付けており、ネガティブな出来事ではなく、むしろその後の人生を好転させる絶好の機会であると捉えています。そうした背景から、作者は日々を慈しみながら穏やかでゆったりとした時間を求めて人々が集まるサンフランシスコの港湾地域を撮影地に選んでおり、本書にはたっぷりと陽の光を浴びる木々をはじめ、長らく動いていないであろう軒先の放置車輌の姿などを収録。経済的な豊かさを求めて日々忙しない現代社会とは異なる穏やかな時間が全体に流れている一冊。出版は作者の妻であるAmy Kanagaki(エイミー・カナガキ)とともに創設したクリエイティブスタジオ『SOFT COPY』によるもの。

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    2025年04月18日
  • ロンドンを拠点に写真家・ディレクターとして活躍するJames Perolls(ジェイムス・ペロルス)の作品集。
生まれ持った色覚特性と格闘する中で編み出した独自の映画的な色彩で描いた空想の世界を舞台に、モデルのXiaoqiao Wang(シャオチャオ・ウォン)を主人公役に迎え、スタイリストのクラーク麗奈、そしてイラストレーターのPeiHsin Ch(ぺイシン・チー)らとともに2022年から2024年にかけて生み出した、ある一人の女性が様々な執着や囚われを手放しながら成長を続け、ありのままの自分を認める「自己受容」の段階に至るまでを描いた一冊。
ここではフィルムを用いて撮影した複数のカットをスキャンしたのちにデジタル上で合成して作成された重層的なイメージの数々とともに、主人公の内面を表したイラストを織り交ぜることで、迷いや葛藤、哀しみなどの複雑な感情が丹念に描写されており、対照的な白と黒の衣装を纏った同一人物が登場するなど、写真家・スタイリスト・モデル・イラストレーターとそれぞれが互いの強みを引き出して融合することで、高い完成度の作品に仕上げられています。
巻末には主人公を演じたシャオチャオ・ウォンが撮影を終えたのちに綴った詩の作品も合わせて収録。本書のタイトルである「Decaying with the speed of spring」はこの詩の一節より引用されたもの。

※4月24日(木)から27日(日)まで
当店1FでJames Perolls「Decaying with the speed of spring」刊行記念フェアを開催いたします。
ギャラリーには作品を展示いたします。

25日(金)16:00から作家在廊予定ですので、この機会にぜひお越しください。

James Perolls
@perolls 

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    2025年04月17日
  • フランス東部のサヴォア地方の中でもイタリアとの国境に程近いオート・タランテーズ地方に位置するスキーリゾート地・Val d'Isère(ヴァル=ディゼール)の歴史と特殊性について様々な角度から紐解いたモノグラフ。ヴァル=ディゼールは、コースの総長が300kmに及ぶことから富裕層も数多く訪れるフランス屈指のリゾート地であり、アルペンスキー・ワールドカップの開催地でもあることから、世界中のスキー愛好家が人生で一度は滑ってみたい憧れの地として知られています。本書はこの土地固有の環境の魅力をはじめ、フランスのスキースクールの歴史やアルプスの厳しい環境でも快適な余暇を過ごせるように計画された建築や都市、インテリアのほか、食事についてなどヴァル=ディゼールの魅力が沢山の資料や写真とともに収録。こうした世界的に成功している先例を元に、ニセコや白馬、志賀高原をはじめ、柔らかく滑る際に摩擦係数が小さい〈パウダースノー〉の雪質を求めて世界中からスキー愛好家らが集いつつある、日本のスキー場の魅力を更に引き上げるヒントも数多く含まれています。

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    2025年04月16日
  • ドイツ発のファッションブランド『Jil Sander』で2017年から2025年秋冬までクリエイティブディレクターを務めた Lucie & Luke Meier (ルーシー&ルーク・メイヤー) 夫妻と継続的にコラボしてきたことでも知られるフランス・パリを拠点に活動を行う写真家・Olivier Kervern(オリヴィエ・ケルヴェンヌ)の初となるモノグラフ。ここでは2015年に東京から鹿児島までを巡った一人旅を起点に、パリで2018年に出会ったのちに妻となる菜々子の後を追って再訪した日本での二人旅、そして東京都世田谷区桜上水での新婚生活と、3つの期間にわたる記録がまとめられており、異国から日本を訪れた心細い気持ちから、妻との間に紡がれた穏やかで愛に満ちた日々を通して次第に日本に対する親近感が湧くまでの変化が白黒で繊細に描かれています。出版はニューヨークを拠点にアートディレクターで写真家、またハードコアバンド『LOMA PRIETA』のギタリストも務めるなど幅広く活動を展開するBrian Kanagaki(ブライアン・カナガキ)と妻であるエグゼクティブプロデューサーのAmy Kanagaki(エイミー・カナガキ)の二人が創設したクリエイティブスタジオ『SOFT COPY』によるもの。

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    2025年04月15日
  • 写真家、嶋崎征弘がオレゴン州ポートランドで、以前住んでいた生活圏をなぞるように撮影した写真集。
かつて住んでいたネイバーフッドを起点に気の赴くままに歩き、懐かしさに安堵しながらも、アウトサイダーの新鮮な眼を心に添わせて捉えた写真が収録されている。 あてもなく歩いている中で転がり込んだふとした出会い・別れ・再会、そして行き交う人や家々の輪郭をやさしく包み込む西陽の時間――。
心地よい多幸感に包まれる一冊。

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    2025年04月12日
  • 毎号1つの色をテーマに掲げ、その色の持つ意味を多角的に捉えて表現するLula Japan。
今回のテーマカラーは日本古来の色である「yurushi-iro(聴色)」。
ロンドンとベルリンを拠点に活動する写真家Clara Nebelingにより撮影された鮮やかな表情がきらめくファッションストーリー、日本を代表する写真家ホンマタカシが撮り下ろした現実と夢の狭間のような、淡く柔らかなファッションストーリーなどを収録。その他ブルゴーニュ在住の写真家Terri Weifenbachと日本の画家 角田純による唯一無二のコラボレーションが実現。

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    2025年04月12日
  • ニューヨークを拠点に、耐久性が低く脆い短命な素材やテキスタイルに加えて、個人的に愛着がある品々を用いて作品を制作するアーティスト・Lina Sun Park(リナ・サン・パーク)の初作品集。果物や野菜、魚などを寄せ集めることで遠目には人物の肖像画に見える絵画作品で知られるイタリアの画家・ジュゼッペ・アルチンボルドをはじめ、ルネ・マグリットやサルバドール・ダリといった「シュルリアリスム(超現実主義)」の世界観を彷彿とさせる本作は、無意識な夢の中の世界のような奇妙かつ気まぐれなイメージを収録しています。装丁にも取り入れられているリボンをはじめ、ネズミなど共通のモチーフがたびたび登場することで、それぞれが単独した作品ではなく、一つの壮大な物語として展開されています。

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    2025年04月11日
  • ニューヨークを拠点にアートディレクターで写真家、またハードコアバンド『LOMA PRIETA』のギタリストも務めるなど幅広く活動を展開するBrian Kanagaki(ブライアン・カナガキ)と妻であるエグゼクティブプロデューサーのAmy Kanagaki(エイミー・カナガキ)の二人が創設したクリエイティブスタジオ『SOFT COPY』。本書は同スタジオが新たに立ち上げた 縦:38cm、横:29cmの大判で現代写真家による白黒写真の作品を紹介するポートフォリオシリーズ。その第4号となる本誌では、言語の違いによる溝を埋めるためにカメラを手に取り、90年代のニューヨークで撮影を始めた内藤カツや、ロシア出身で現在はニューヨークで活動を行うJenia Fridlyand(ジェニア・フリドリアン)をはじめ計6名の実力ある写真家らの作品を収録します。

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    2025年04月10日
  • 広島県出身で、東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業後は都市の街路や森に部屋といった日常的な対象を4×5インチの大判カメラで記録を行う写真家・今井智己。しかし本作では2001年に発表したデビュー写真集『真昼』以来の付き合いであるデザイン事務所「マッチアンドカンパニー」の主宰・町口覚からの勧めで、普段用いている4×5インチのカメラとは対照的に小型で携行性に優れた35mm版のカメラにカラーフィルムを詰めて撮影に取り組んでおり、本書には16点の作品とともに呼応する形でトルーマン・カポーティの短編集『夜の樹』の一節を複写した8点の点字図書のページを収録。ここには視力を失った盲者が指を通して“見る”行為と、写真家がカメラを通して“見る”行為の違いの考察を通して従来と異なる角度から写真を見つめ直す意図が込められており、ここには今井の自問自答を通した内省的な思いが宿っています。

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    2025年04月09日