“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • 2017年に初のモノグラフ『True Print』を発表して以来、カルト的なファンを増やし続けているスイスのポスターデザイナー、Dafi Kühne(ダフィ・キューネ)。
アナログな制作ツールと現代的なレイアウトを横断し、近年はインキングユニットを備えた史上最大級の一人用凸版印刷機を使用することで可能になった、より大きな印刷フォーマットに取り組んでいます。本書は過去10年間のキューネの仕事を記録することを目的としており、最近のポスター作品に影響を与えたプロセス、背景、文脈に焦点を当てています。60点以上のポスター図版と印刷の手順や工程を記載した用語集を収録し、専門家だけでなく、ポスター愛好家も作品にアクセスできるようになっています。
Dafi Kühneの色彩とフォルムに対する鋭い洞察力、そして職人技への深いこだわりなど、彼独自の芸術性を感じ取ることができる一冊。

#PosterCult#DafiKühne#LarsMüllerPublishers#graphic #photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2025年06月16日
  • イングランド南東部・ブライトンの出身で、現在はロンドンを拠点に活動を行う写真家・Cole Flynn Quirke(コール・フリン・クワーク)が、20代における孤独や喪失、自己実現をテーマに2年間にわたってモノクロフィルムで記録した作品をまとめた写真集。
まるで日記を付けるような感覚で自身の人生を写真に記録しては暗室でプリントする日々を過ごしている作者は、恋人や友人と過ごす時間をはじめ、旅先など自身のプライベートをすべて包み隠すことなく作品として晒け出しています。
本書には暗室で意図的にネガを重ねてプリントしたものや、プリント後の印画紙を引き裂いて作成したコラージュなど、様々な技法で作成された作品を収録。
中には日本で撮影されている作品も含まれていることも相まって、どこか性(エロス)と死(タナトス)を組み合わせた造語「エロトス』をテーマに独自の死生観で作品を発表した写真家・荒木経惟や、都市に渦巻く様々な欲望を強い明暗差の白黒で捉えた写真家・森山大道の作品を連想させる一冊に仕上がっています。

#HouseoftheStrayDogbyColeFlynnQuirke#Jane&Jeremy
    2025年06月15日
  • アメリカ人デザイナー、教育者、批評家、歴史家であるIan Lynam(イエン・ライナム)による、1875年から1975年の日本のグラフィックデザイン史を記録した作品集。
黎明期である明治・大正時代から暮しの手帖の民藝運動、伝統芸能や花鳥風月などのジャポニズムをモチーフにする1950年代の田中一光、亀倉雄策、地方の田園や荒野などを原風景として生と死、エロス、暴力などを鮮やかに描く横尾忠則、さまざまな枠を超えた思想を取り上げる岡本太郎に至るまで、日本のグラフィックデザイン史の黄金期を文化史としての歴史とともに総覧できる一冊。

#Fracture:JapaneseGraphicDesign1875–1975#SetMargins'#graphic #photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2025年06月14日
  • オーストラリアを拠点とする写真家・Jake Nemirovskyによる作品集。
Jakeは日常の偶発的な瞬間に視覚的な手がかりを形成し、親しみの感情を含意させるイメージを生み出す作風で知られています。
本書はテーマや単一的な物語から解放され、私たちの奥底に眠る記憶を呼び起こし、経験を思い起こさせ、見る人すべてに写真集としての役割を果たそうとする一冊。
鑑賞者の五感に触れた何かとのつながりという、より広がりのある回想の出発点になりうることを望んでいます。

#BigBug#JakeNemirovsky#TallPoppyPress#graphic #photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2025年06月13日
  • 写真家・公文健太郎が2023年の1年間で撮影したスナップショットをまとめた、手の平に収まるほどに小さいながら目に見えない時間の連なりを感じる一冊。
作者はこれまで瀬戸内海に浮かぶ離島・手島でその土地の風景とともにこの場所が抱える過疎化問題について迫った『眠る島』(2022)や、日本各地の半島を巡って風景とその地に暮らす人々を捉えた『光の地形』(2020)をはじめ、自ら定めたテーマに基づき明確な意図を持って撮影に取り組んできた。
しかし本作では、ハーフ判のフィルムカメラ・オリンパスftで、近所を妻と散歩しながら、また家族で出かけた旅行先や引き払うために度々訪れていた実家など、明確なテーマを定めることなく日々の生活の中で撮影に取り組んでいる。
巻末には作者による直筆のサインが入ったオリジナルプリントがランダムで付属しており、印画紙ならではの艶やかで厚いインクの質感も合わせて楽しむことができる。
本書のデザインは、グラフィックデザイナー・宮添浩司によるもの。

#煙と水蒸気#公文健太郎#COOBOOKS#graphic #photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2025年06月12日
  • 韓国発、毎号1つのブランドを掘り下げるドキュメント・マガジン『Magazine B』。
第94号では、イングランド北東部の港町・サウスシールドの不安的な気候の中で仕事に勤しむ水夫や漁師、港湾労働者のためにオイルドコットン(撥水・保温性のあるオイルを高品質のコットン生地に染み込ませたもの)を用いたコートをJohn Barbour(ジョン・バブアー)が制作したことがきっかけで1894年に創業して以来、イギリスを中心に100年以上にわたり世界中で愛されているアウトドアファッションブランド・Babour(バブアー)に着目。
ここでは昔のカタログなどの資料をはじめ、Bidaleや Viewport、Borderといった長年愛される定番モデルについても紹介しながらバブアー社の変遷をまとめるほか、近年の他ブランドとのコラボレーションや、バブアーをこよなく愛する人々へのインタビューも合わせて掲載。
時代に適応しながら歩んできたバブアー社の歴史を様々な観点から展望することができます。

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    2025年06月11日
  • ビジュアル・アートや広告にプロダクト、グラフィック、インテリア、建築などの優れた作品を紹介するとともに、それぞれに込められた意図や目的などを研究して顕在化させることで、コミュニケーション・デザインの新たな地平を切り拓くことを目標に掲げる、香港発のマガジンシリーズ「BranD」。
第76号では、自然の造形などから着想を得た書体デザインの無限の可能性を探ることをテーマに、長年自然と密接なつながりを築いてきた日本の書体デザインに着目。
ここではブランドアイデンティティやイベントポスター、さらには実験的かつ個人的なものなど83点の作品を紹介するほか、業界や会社の垣根を超えて集結したデザイナー7人で活動を展開する作字集団・日刊タイポをはじめ、16人のデザイナーとの3つのグループインタビューも合わせて収録。日本のブランドの動向や消費者市場の流れなどを客観視することができます。

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    2025年06月07日
  • 2023年、宮城県仙台市の上愛子小学校で1996年に埋められたタイムカプセルが27年の時を経て掘り起こされた際にその場へ集まったクラスメイトらの間で交わされた会話を日英両語で収録したものと、このタイムカプセルから出てきた中身の記録写真をまとめた一冊。
発掘されたタイムカプセルからは、CDやスーパーファミコンのカセットといった当時の児童たちにとって馴染み深かったアイテムをはじめ、当時の担任の先生が入れたウイスキーのボトルなどが出現し、原形をとどめているものあれば、泥や雨水で腐食して変形したものなど、それぞれの材質によって異なる表情と美が経年変化によってもたらされていました。
編集とデザインはグラフィックデザイナーの田上 亜希乃によるもので、撮影は東京を拠点に雑誌やweb、広告などで活躍する写真家・中村 ナリコが担当。

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    2025年06月06日
  • アメリカ発のスポーツウェアブランド・NIKEが過去50年間にわたって販売してきた、ウォームアップやジャージ、レギンスにスポーツブラ、ショートパンツといった5つの女性用スポーツウェアが紡いできた歴史とそれぞれが担ってきた役割の重要性について、575以上の豊富な図案とともに、350ページ以上にわたって包括的にまとめた初資料集です。
女性用スポーツウェアの変遷を辿ると同時に、ナイキに所属し世界で活躍する陸上選手のシャカリ・リチャードソンや、バスケットボール選手のスー・バード、そしてテニス選手の大坂なおみなどの女性アスリートへのインタビュー内容も掲載しており、それぞれが愛用している製品や思い入れのある品々を紹介。なぜそれらがお気に入りなのかを出発点に、その製品が生まれる前段階のスケッチや設計図などの資料も合わせて取り上げています。

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    2025年06月05日