“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • Dewdrops 露のしずく

季節の変わり目や、朝晩の寒暖差によって植物の葉先や枝に水滴が発生する自然現象であり、日本では秋の季語として知られる「露」。
至近距離のマクロな視点から「露」を10年以上にわたって撮影したスイスの写真家・Mäddel Fuchs(メッデル・フクス)は、自然のうつろいや時間の経過でもたらされる美に向き合い続けることを通じて、日本古来からの美意識である「侘び寂び」に相通じる感覚を会得しました。
本書ではフクスの撮影した「露」の写真178点とともに、「露」について松尾芭蕉や小林一茶、正岡子規といった日本の詩人らが詠んだ短歌11句を互いに呼応する形で収録。
足元の小さな世界でひっそりと繰り返される美の存在に向けた様々な視点や解釈に触れることができます。

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    2026年06月17日
  • The Fourth Wall / 第四の壁

写真家・竹之内祐幸が、様々な被写体の持つ無垢な美を引き出した一冊。
竹之内は両親が共働きのために幼少期は家で一人過ごすことが多く、孤独感や疎外感を抱えながらも、そうした感情と弱さを悟られないように壁を作りながら他者と関わってきました。
しかしカメラを手に写真を撮影している最中においては我を忘れて無心になることができ、幼少期に感じた孤独や疎外感を乗り越えて他者にありのままを曝け出すとともに、自身の内面で眠る生来の自分とも再会を果たすことができました。
本書では竹之内が撮影した都市の風景や草木に花などの自然、また身の回りの何気ない日常に、様々な友人たちなどを収録。
竹之内の内面から溢れた柔かな視線と鋭い観察眼を通じて、被写体の潜在的な魅力と、そこに存在することの儚さや奇跡が捉えられています。
タイトル「第四の壁」は、現実世界と演劇内のフィクションな世界を隔てる想像上の壁について指す単語で、観客はこの壁を通して舞台上に繰り広げられる世界を観ているとされます。

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    2026年06月15日
  • 野良

ファッション雑誌「zyappu」の元編集長で写真家の伊島薫が、「閉塞感漂うこの時代にあって、周囲の目を気にすることなく我が道をゆく野良たちが集う場所」として創刊したカルチャー誌『野良』。
創刊号の特集テーマは「顔」であり、「顔はその人の象徴として、表情を湛え内面を表に映し出し、その意思を、気持ちを、怒りや悲しみ、そして恥ずかしささえ伝え、他者とのコミュニケーションをはかる装置である」と位置付けながら、顔のない人形を作り続ける正体不明のアーティスト・POOLや、「メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)」を手掛ける三原康裕などに着目。
複数のクリエイターとその活動を取り上げることを通して、「顔」というモチーフを多角的に掘り下げています。

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    2026年06月15日
  • 遊回

台湾・高雄出身の写真家で、版元「南方書局」の代表である富澤大輔の初大判写真集。 『字(2022年)』、『平行写真(2023年)』に連なる三部作の完結編。
本作は、中判フィルムカメラにより撮影された全170点のカラー写真を収録しています。 その視点は未練を持ってあの世に渡らず幽霊となった存在が現世を散歩をしているような、地に足のつかない感覚を彷彿とさせます。 装丁は富澤と長年タッグを組んできた神奈川県出身のグラフィックデザイナー・明津設計(浅田農)によるもの。

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    2026年06月14日
  • THE LOW COUNTRIES – 1966–1971

ミニマル・アートの代表的なアーティストであるDonald Judd(ドナルド・ジャッド)の1966年から1971年にかけてベルギー、オランダ、ルクセンブルクで過ごした時期の活動や思考を紐解く一冊。
美術史研究者Wouter Davidts(ワウター・ダヴィッツ)が、これまであまり注目されてこなかったヨーロッパでの初期の活動を検証しています。
対象は1965年にストックホルム近代美術館で開催されたグループ展への参加から、1970年のファン・アッベ美術館で行われた初の個展に至るまでの時期に及び、オランダ、ベルギーに残された豊富なアーカイヴ資料をもとにアメリカで自身の造形言語を確立していったのと同時期に、ヨーロッパにおいてもJuddの作品が重要な制度的・批評的関心を集めていた過程を明らかにしています。
Juddの先駆的なミニマリズムが持つ国際的な広がりと、その持続的な影響力を新たな視点から照らし出す貴重な資料です。

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    2026年06月14日
  • 音のはじまり

個性のないことや匿名を指す単語・アノニマスと青森を組み合わせた造語「アオノニマス」と題し、故郷の青森を中心に撮影してきた写真家・柿崎真子は、コロナ禍の行動自粛をきっかけに、自身の生活拠点を取り巻く風景へ眼差しを向けました。
身近にあるささやかな喜びやその好奇心を通じて中判の6×6で捉えられた自然と、それらを構築する植物の存在は、人間の介在なしに成立する世界の存在を静かに物語っています。

言葉を持たないものたちが、不規則に発するざわめきを感じたい
たしかなことは、暗闇の出来事かもしれない
まるで、種が土の中でじっと雨の訪れを待ちながら、
静かに創造を始める日のように
-柿崎真子

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    2026年06月13日
  • 小さなウインドウで見る

グラフィックデザイナー小林一毅による、日常の細部や瞬間を捉えた453枚のドローイングをまとめた作品集。
図書館で紙芝居を見ているときにふと感じた思いから着想を得て、普段見過ごしがちな風景や物事を「小さな窓」の視点で切り取り、色彩・構図・形のバランスを通じて表現しています。
各作品は静謐でありながら鮮やかな印象を与え、観る者に視覚的な気づきや発見をもたらしており、小林一毅の自由なデザイン感覚や観察力が垣間見える一冊。

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    2026年06月12日
  • Visualizing Complexity

スイス・バーゼルを拠点とするデザインスタジオ Superdot Studio の創設者Darjan Hil(ダルヤン・ヒル)とNicole Lachenmeier(ニコル・ラッヘンマイヤー) による情報デザインのハンドブック。複雑なデータや抽象的な情報を視覚的に理解しやすい形へと変換するための体系的な方法論を提示しています。
本書の中心となるのは、著者らが提唱する Modular Information Design(MID) というフレームワーク。
豊富な図版やダイアグラムを通して、情報の関係性や流れをどのように視覚言語へ変換していくのかを具体的に示したデザイン、編集、研究など幅広い分野における情報整理の手がかりを提示する一冊です。

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    2026年06月12日
  • Intangible

ともに料理人で夫婦のEmma Destruel(エマ・デストゥルエル)とAntoine Sallier(アントワーヌ・サリエ)が、南フランス・タルン県の田園地帯に位置する19世紀の城・la Bousquétariéで構えるレストラン『L'Intangible』について取り上げた一冊。
エマとアントワーヌは、33歳の史上最年少にてミシュラン3つ星を獲得したフランス料理界の巨匠・Alain Ducasse(アラン・デュカス)や、伝統的な地域料理に着想を得たコースを提供するリヨンのJACQUES BERTRAND(ジャック・ベルトラン)で修行した経歴の持ち主であり、自身の『L'Intangible』においては、地元の食材や敷地内の菜園で育てた食材を活かしながら、季節の経過とひらめきに応じた味覚と視覚の両方で楽しむコース料理を創出しています。
そんな『L'Intangible』で織りなされる料理や物語についてパリを拠点に活動する写真家・Jérémy Veron(ジェレミー・ヴェロン)の写真とともに描き出した本書では、コース料理のように6つの章に区分立てて、自然や風土、そして建物や料理、食材などの魅力を紹介しています。

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    2026年06月10日