“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • 一幅幅

中国の写真家でクリエイティブディレクター・Leslie Zhang(レスリー・チャン)による作品集。
2016年から2022年までの期間に撮影した幅広い約200点のファッション写真を収録します。
陰陽五行思想や風水に由来する古来からの色彩、さらに伝統的な衣服や装身具、宮廷建築、絵画など、中国文化や風土に息づく美意識や事物を基調に、現代の空気や時代性とも呼応する要素を取り入れたレスリー・チャンの写真は、中国国内だけでなくアジアや欧米でも高い支持と共感を得ています。
レスリー・チャンは同じアジアから生まれた視覚表現として、写真家・上田義彦やアートディレクターの石岡瑛子、山口はるみ、井上嗣也など日本からも影響を受けていることを明言しており、過去の歴史や文化、さらに先人の功績と作品の成立を読み解き、倣った先の創意で独自の視覚表現が獲得される可能性を自らの活動によって体現しています。
服やアクセサリーを身に着けることによって得られる気分の高揚や人との関わりなど、それぞれのものを介して得られる体験的価値に重きを置いた写真は、購買意欲を直接的に喚起せず、憧憬として夢や理想を人々の心に灯す新たなファッション写真の在り方を示しています。

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    2026年07月19日
  • Pneuma

アート、ファッション、コマーシャルの領域を横断して活動する遠藤文香による写真集。
舞台となるのは岩手県・遠野。そこに生きる馬たちの姿を通して、言葉になる以前の感覚や、自然と身体が交わる瞬間を捉えています。
タイトルの「Pneuma」が意味する「気息」や「霊魂」のように、本作には目に見えない生命の気配が静かに満ちています。
遠藤独自の色彩感覚とリズムによって編まれたイメージは、風景と存在の境界を揺るがしながら、私たちを世界との原初的な関係へと誘う一冊。

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    2026年07月18日
  • アンヌ・アアルトを探して

写真家・多々良栄里は、2022年10月に亡くなった友人であり、フィンランドの写真家であるAnnu Aalto(アンヌ・アアルト)が生前に保管していたネガカラーフィルムを、ご両親より形見分けとして譲り受けました。
その日の夜、多々良の夢の中にアンヌが現れ、「写真を撮りたい」と語りかけます。その言葉を受け、多々良は翌朝、譲り受けたフィルムをカメラに装填し、早朝6時に家を出て撮影を始めました。すると再びアンヌは、「たたらん、世界はこんなにきれいだったのね」と語りかけたといいます。
本書には、多々良がアンヌから受け継いだフィルムで撮影した写真を収録。人は亡くなり、肉体は失われ、二度と言葉を交わすことはできなくなっても、生前に育まれた絆は消えることなく静かに受け継がれていくことを感じさせる一冊。

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    2026年07月18日
  • The quick classification guide for typography

書体デザイナーでありタイポグラフィ研究者でもあるEva Kubinyi(エヴァ・クビニー)による、欧文書体の分類と理解のためのハンドブック。デジタル化により膨大な数の書体が流通する現代において、それらを適切に選び、活用するための知識と視点を提供します。
独自の分類システムをもとに書体をカテゴリーごとに整理し、その特徴や成り立ちを解説。100を超える代表的な書体を取り上げながら、歴史的背景や使用事例、造形上の特徴を紹介し、書体デザインの基礎となる原理を読み解いています。
セリフ体やサンセリフ体を出発点としながら、文字の構造や視覚的な特徴をより深く理解するための実践的な視点を提示しています。タイポグラフィの歴史と多様性を俯瞰しながら、文字デザインへの理解を深めることができる一冊。

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    2026年07月18日
  • Spring in Nemuro, Eastern Hokkaido / 春 その春

写真家・門井幸子が、北海道・根室において撮影を続けてきた写真をまとめた一冊。
北海道の東に位置する根室半島は国内で一番最後に桜が開花する地点で、日本唯一のブランケット型泥炭地の歯舞湿原をはじめとした固有の自然環境が広がっています。
門井は2011年以降、残雪がある春への変わり目の時期に根室を訪問。
雪が溶けて表出した枯れ草、湿地のなかで朽ちていく樹木、小川のせせらぎなど、ほとんどの人は気を留めることのないささやかな自然の営みと風土の断片を白黒で撮影することを通じ、人間の存在の小ささや生と死、さらにその場所での時間の堆積を写し出しています。

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    2026年07月17日
  • We make fonts

スイス・ローザンヌのデザイン学校ECAL(ローザンヌ州立美術学校)のビジュアルコミュニケーション学科で制作されたタイポグラフィ作品をまとめた一冊。
学生による課題やワークショップの成果を通して、ECALが実践するタイプデザイン教育を紹介しています。本書には、書体デザインやレタリング、文字の構造に関する研究など、多様なタイポグラフィ表現を掲載。文字を造形的かつ実験的なメディアとして捉え直し、その可能性を探求しています。
編集はECALで教鞭を執る書体デザイナー、François Rappo(フランソワ・ラポ)が手がけており、スイスのデザイン教育と現代タイポグラフィの動向を知ることのできます。2006年には「The Most Beautiful Swiss Books」を受賞。

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    2026年07月17日
  • MABUHAY!

ニューヨークを拠点に、「Vogue」や「Self Service Magazine」、「WSJ. Magazine」などでエディトリアルを発表しているベルギー人フォトグラファー・Quentin de Briey(クエンティン・デ・ブリエ)が、2018年6月より数量限定で不定期刊行している大判写真集の第6作目。
前作「HAY!」に引き続きフィリピン系米国人のモデルであるChloe Magno(クロエ・マグノ)を特集しながらも、撮影の舞台は日本からクロエのルーツでもあるフィリピンへと移されました。
タイトルの「MABUHAY!」とはフィリピン・マニラを中心に用いられているタガログ語の単語で、現地においては「ようこそ!」「乾杯!」「万歳!」といった挨拶を表すほか、「生きる」や「長生き」の意味も込められています。

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    2026年07月16日
  • ITARU HIRAMA Thank you for the photographs!

「写真と音楽」をテーマに、写真家・平間至によるこれまでの活動の中より選び抜いた100点の作品を掲載する一冊。
2022年に東京と京都で開催された展示に伴い、図録兼写真集として刊行されました。
1995年に発表し、一躍その名を知られるきっかけとなったデビュー写真集「MOTOR DRIVE」といった初期作から、タワーレコードによる『NO MUSIC, NO LIFE.』キャンペーンへと寄せたアーティストのポートレートに、学生時代に初めて舞台で目の当たりにし衝撃を受けた田中泯と20年の時を経て再会し取り組んだシリーズ『場踊り』、そして自身の出身地である宮城県塩竈市の震災後の風景を撮影した『光景』など、幅広い作品を収録。
「ロックに生きる」を宣言してきた写真家・平間至による活動の軌跡を一望することができます。

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    2026年07月15日
  • Vanishing

ドイツ民主共和国で生まれ育った写真家、Anna Arendt(アンナ・アーレント)による初の写真集。幼い頃、家族の写真アルバムに収められた一枚の写真をきっかけに、戦時中ポーランドへ送られた祖父たちの足跡をたどり始めたことから生まれた作品です。15年以上にわたりドイツとポーランドで撮影した写真を収録し、家族にゆかりのある土地の村や森、強制収容所跡地、そこに生きる野生動物、そして身近な人々の姿を静かなモノクロームで捉えています。過去の戦争と向き合いながら、記憶が受け継がれていくこと、土地に刻まれた歴史、そして生命の営みを静かに見つめた一冊です。

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    2026年07月14日