“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • 潮騒の部屋

美術作家で写真家・守屋友樹が、北海道の太平洋沿岸部を中心に、米軍の本土上陸による侵攻を水際で食い止めるべく、周囲を見渡せる海岸沿いや高台に短期間で設置されたコンクリート製の防御陣地・トーチカを題材に取り組んだフィールドワークの成果をまとめた一冊。
守屋はトーチカの銃眼に差す光を絞ることでトーチカ自体をピンホールカメラに仕立て、自らその内部に身を置きフィルムを感光させたり、映し出された光景をノートの紙面に鉛筆で写すことで、トーチカに宿る記憶や自身の感知した経験を記録。
本書ではトーチカ内部で感光させたフィルムのイメージやノートへのドローイング、またトーチカ周辺でのフィールドワーク時に記録した写真を掲載するほか、美術評論家・石川卓磨による寄稿も収録しています。

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    2026年06月28日
  • CELESTINO PIATTI: DTV SONDERREIHE 1966–1979

スイスのアーティストでキュレーター・Pietro Mattioli(ピエトロ・マッティオーリ)が古書店や蚤の市で10年以上にわたり蒐集したドイツの出版社・dtv(Deutscher Taschenbuch Verlag)によるシリーズ「Sonderreihe」を包括的にまとめたアーカイブブック。
生涯を通じて累計6,000点以上の装丁を制作したスイスのグラフィックデザイナー Celestino Piatti(チェレスティーノ・ピアッティ)が手がけた連作の一つであるこのペーパーバックシリーズは、対角線で分割された幾何学的な正方形モチーフを用いながら、色彩やタイポグラフィの組み合わせによって一冊ごとに異なる印象を生み出したもので、そのモダニズムデザインと詩的で象徴的な感覚を共存させた装丁群は、20世紀ヨーロッパのブックデザイン史に大きな影響を及ぼしました。
本書では、1966年から1979年に刊行された134冊の撮影イメージを原寸大で掲載。
使用感や汚れ、折れ跡など、一冊ずつに刻まれた痕跡をそのまま写真に記録することで、それぞれの本が人々の手を渡り歩きながら生き残ってきたという背景についても読み解いています。

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    2026年06月28日
  • 中今 | ベルリン | Nakaima | Berlin

写真家・小島康敬が、2015年から10年間にわたってベルリンに身を置きながら取り組んだ、都市を主題に置くシリーズの3作目となる一冊。
ベルリンの百余年前に職人の住居兼工房や集合住宅として建てられた建築に内包されている特徴的な空間「Hof」に着目。
その中部における喧騒から離れた静穏の時間に、古神道の時間概念「中今(なかいま)」と通ずる感覚特性を見出しました。
本書では小島がモノクロで類型的に「Hof」の光景を記録した作品79点を、写真家・鈴木理策による編集で掲載。
巻末では、鈴木理策の寄せた論考と小島自身によるあとがきも収録しています。

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    2026年06月27日
  • Look at Jazz

フランス・モントルイユを拠点に活動するグラフィックデザインデュオ・Helmo(ヘルモ)が、2019年から24年にかけて制作したコンサートポスターより厳選の56点を収録する作品集。
 Helmoは、2002年から即興音楽フェスティバル「Jazzdor」のヴィジュアルを担当し、タイポグラフィと限られた色彩を基軸にしながらも、写真、ドローイング、ペインティング、引用、素材など多様な表現を横断しながら、即興音楽の持つ自由さや実験性を見事な視覚言語として翻訳してきました。
本書では、「Helmo」のThomas Couderc(トマ・クデルク)と Clément Vauchez(クレマン・ヴォシェ)、さらに「Jazzdor」のディレクターであるPhilippe Ochem(フィリップ・オシェム)へのインタビューを通じて、これまでのビジュアルシリーズの誕生の経緯と制作過程を紹介。
一枚ごとに独立した即興演奏を視覚的に楽しめる特徴的な構成を通じて、グラフィックデザインと音楽文化の関係性を再読しています。

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    2026年06月27日
  • Assembled 手の記憶

写真家・西野壮平が、これまでの約25年のキャリアにおいて撮影してきた膨大な写真の一枚ずつに着目しながら、およそ2年の歳月を通じて選び取った写真をまとめた一冊。
西野は、東京やニューヨークにアムステルダム、ユハネスブルグなど世界各地の都市に一ヶ月半から二ヶ月ほど滞在して現地の生活へと分け入りながらひたすら歩き、その道中で周囲を見渡せる高い建物を発見しては登って撮影に取り組み、その膨大な撮影ネガをコンタクトシートとして焼いたのちに一コマずつ切り取ってコラージュした作品『Diorama Map』のシリーズで知られています。
本書では西野がこれまでに撮影してきた写真を見開きに一点、または左右一点ずつの構成で収録。
これまで総体としての『Diorama Map』の中に部分として息を潜めていた、写真一枚ずつの宿す力が解き放たれています。

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    2026年06月26日
  • NOTES FOR OUR LEGACY

スウェーデン・ストックホルムを拠点に、ヴィジュアルアーティストや装丁家、パブリッシャーとして活動する Janne Riikonen(ヤンネ・リーコネン)が、繁華街の建物の屋上や市場に広場、または高速道路沿いなど、戦略的に交通量が多く人目に留まりやすい場所に設置された看板の存在や役割に着目した一冊。
リーコネンは物心のついた頃より商品にサービス、教育、政治的な主張と、人々を扇動して購買や消費を促す多彩な情報が掲示される広告の存在に対して拒絶や嫌悪を覚えていいました。
本書ではそうした広告が掲載されていない金属フレームと空白のキャンバスのみの状態にある様々な看板の姿を収録。
連続的な記録を通じて、リーコネンは看板の広告主である人物や企業、団体の思惑と、その裏に潜む劣等感の存在を白日に晒すとともに、広告の存在が他者に対する配慮や思いやりの行動を停滞させているのではないのかと所信を表明しています。

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    2026年06月26日
  • BIRDS

写真家・吉楽洋平は、蚤の市で手に取った古い小さな鳥の図鑑をめくっている際に鳥の挿絵だけが切り抜かれているページを発見し、その際にまるでページの中から鳥が飛び立っていったかのような感覚に陥りました。
本書はこの出会いをきっかけに生まれたシリーズ『BIRDS』をまとめたもので、吉楽は残りのページから自ら鳥の挿絵を切り抜き、自然の中へと還しながら撮影に臨んだもの。
紙に印刷された鳥たちは動かない存在ながら、森や木々の中に身を置くことでどこか羽を伸ばしているように見えており、写真を通じて現実と虚実が交差した新たな物語を紡ぎ出しています。

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    2026年06月25日
  • KAKERA

写真家・田附勝が、考古資料として縄文土器の欠片を収蔵する各地の発掘現場や博物館の収蔵庫と箱の様子、またその箱の中に緩衝材や中敷きとして入っていた新聞紙とそれらに包まれていた縄文土器の欠片を撮影したシリーズ「KAKERA」をまとめた一冊。
デコトラとそのドライバーを撮影したシリーズ『DECOTORA』で一躍注目を集め写真家としての活動を始めた田附は、デコトラ発祥の一つとされる土地が青森県八戸であることをきっかけに東北の風土と文化へと関心を寄せ、これまでに「東北」や「魚人」など歴史や風習にまつわる作品を発表しています。
本作において田附は、約1万6000年前から約2300年前にあたる時期に使われていた縄文土器のかけらを通じて物言わぬものが放つ声に耳を傾けており、カケラが土の中に埋もれていた間の時間と記憶、さらに発掘当時の新聞記事を通じて、人間社会のこれまでの歴史と変遷へと思いを巡らせています。

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    2026年06月25日
  • Octavo Redux 1:1 (Soft Cover)

1986年から1992年にかけてロンドンのデザインスタジオ「8vo」が刊行したタイポグラフィ誌「Octavo, International Journal of Typography」全8号を、原寸大で復刻・記録したアーカイブブック。
編集・デザインはオリジナル版「Octavo」の制作を手掛けた Hamish Muir(ハミッシュ・ミューア)と Mark Holt(マーク・ホルト)が担当しています。
Octavoはポストモダンデザインの全盛期1980〜90年代において、スイス・モダニズムを基盤とした厳格なタイポグラフィと実験的誌面構成によって強い衝撃を与えたデザイン誌として知られている。クライアントワークから独立した自主出版プロジェクトとして、「デザイナー自身が思想を持ち発信する」というグラフィック・オーサーシップの潮流を象徴する存在となりました
本書では、誌面の制作過程で使用されたレイアウト設計図、校正指示、試作モックアップなども収録。DTP以前の手作業による組版・印刷工程も記録しており、20世紀後半のタイポグラフィ史とグラフィックデザイン実践を立体的に読み解くことができます。

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    2026年06月24日