“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • パリ在住の写真家・Fabien Ecochard(ファビアン・エコシャール)が、7年間にわたって取り組んだストリートスナップの成果をまとめた写真集。
町の一角やカフェテリア、横断歩道などありふれた場所で撮影された写真は、一見するとパリで撮影されたのかどうかさえも見分けがつかないように見えますが、エコシャールは一生活者としての視点を通じて、パリの日常に宿る人々の活気や人間味と混沌、そして国際色の豊かさを描き出すことで、観光ガイドブックなどで紹介される典型的で表層的なパリの枠組みを取り払うことを目指しています。
Henri Cartier-Bresson(アンリ・カルティエ=ブレッソン)やRobert Doisneau(ロベール・ドアノー)、Joel Meyerowitz(ジョエル・マイヤーウィッツ)といった名だたる写真家の功績とストリートスナップの歴史に敬意を表しながら、パリでのストリートスナップの可能性を現代の視点より模索した一冊。

#Cosmopolite#FABIENECOCHARD#FourEyeséditions#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年05月13日
  • 人間や動物、自然の経年による変化と、互いの関係性について探究するオランダのアーティストで写真家のFloor Martens(フロア・マルテンス)の作品集。
マルテンスの作品において写真は、時を止めて記憶に留めたり、被写体に永続的な命を与えるための手段として扱われています。
加えて主要テーマとして物質的な素材の価値と、形を有するがゆえの脆弱性や触知性に関する探求にも取り組んでおり、写真の中の静止された肉体の動きにおいては精神や魂といった可視化されず言葉にも言い表せない存在の痕跡を探知しています。
撮影には銀塩フィルムやポラロイドを用いることで、マルテンスがテーマとして扱う物質的な素材の価値と、形を有するがゆえの脆弱性や触知性と繋がる記録媒体の選択がなされています。
樹木や花、海、空といった森羅万象と、マルテンス自身のセルフポートレートや残像と化した肉体の動きなどを一連の流れとして織り交ぜながら収録し、生命や人生の次第に衰えて朽ちていくはかなさと、その限りがあるからこその美しさを描き出しています。

#Verstrengeld#FloorMartens#HOPPER&FUCHS#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年05月12日
  • ローマを拠点とする独立系出版社DITO Publishingによる「食」を栄養や嗜好の対象ではなく、文化・身体・欲望・社会構造と結びついた表象として捉え直すビジュアルブック。
約200点のイメージと2本の映像作品を収録しており、料理として完成されたイメージだけでなく、食材の断片、調理の過程、過剰に演出されたフードイメージ、身体と食が直接的に結びつく場面などが並置されています。
食べることが本来持つ感覚的な美しさと、欲望の誇張や消費の構造、管理される身体といった側面を浮かび上がらせ、食が文化的・政治的な意味を浮かび上がらせる構成。
ページ左下のイメージを連続してめくることでシネマティックな残像が動き出す仕掛けも施されており、視覚体験を通じて、人々と食の関係性を再考する一冊。

#FOOD–200IMAGESAND2VIDEOSEXPLORINGOURRELATIONSHIPWITH CONSUMPTION#DITOPublishing
    2026年05月12日
  • ニューヨークを拠点に、ファッションと美容の分野で活動する写真家・Jai Odell(ジェイ・オデル)が撮影したポートレートをまとめた作品集。
オデルによるポートレートは、被写体の人物が最も見栄えが良くなるように作り込む一般的なポートレートとは異なって、社会といった外向きのために普段は仮面(ペルソナ)で秘匿されている本質的な要素が露わになったわずかな瞬間を捉えたもので、本書に収録されている人物のほとんどはカメラに対して目線を向けたり取り繕う様子もなく、各々が思い思いのままに佇んでいます。
そして普段は分厚く守られているはずの本質的な要素がオデルの前では剥き出しになるのは、オデルがそれぞれのモデルに対して誠実に向き合い、警戒心を与えていないことが大きく起因しており、機材の良し悪しではなく、撮影者の人柄が写真に与える影響について考えさせられる一冊です。

#SingularBeauty#JaiOdell#HOPPER&FUCHS#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年05月11日
  • 世界各国のデザイナーによるプロダクトやインテリアを軸に建築やグラフィックなどデザインにまつわるさまざまな領域について取り上げるデザインの専門誌『Ilmm』(アイエルエムエム)。 
今号では、国際的に活躍するデザイナーから新進気鋭のクリエイターまで、個人やユニット、企業を問わない12組を豊富なビジュアルやインタビューとともに掲載。 フィリップ・マルアン、OK-RM、アイリーン・グレイ、中村友美をはじめ、インダストリアル・ファシリティ、ナタリア・クリアド、アオイロ、ラファエル・プリエト、シンプルフレア、ブックショップボーイズ、ダビッドポンパ、マリア・ブルーンなど、多様な存在とその活動を深掘りして取り上げています。 また取材においては、それぞれの土地固有の素材や文化への着目を起点として、それらを世界へと接続していく活動にも並行して着目。 建築、デザイン、アートを横断する多角的な視点を通じて、現代の創造性を捉えた一冊となっています。

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    2026年05月10日
  • ニューヨークで生まれ育ち、現在はロンドンに在住の写真家・Valerie Phillips(ヴァレリー・フィリップス)による作品集。
フィリップスは、2000年代初頭より10代の少女や若い女性のリアルな日常に焦点を当ててZineや写真集を発表してきたことから、「ガーリーフォト」の旗手として世界的に高く評価を受けています。
本書では、デビュー作の『I WANT TO BE AN ASTRONAUT』をはじめとする様々な写真集の制作過程におけるコンタクトシートや切り抜き、または刊行時にセレクトから外れた未公開写真など、フィルムとデジタルを織り交ぜてフィリップスが制作したコラージュをスクラップブックの形式で収録。
自身も思春期を過ごしたニューヨークのアパートの一室や、果てなき大地が広がるアメリカ中西部へのロードトリップ、そして外見や振る舞いに飾り気がない等身大の少女たちの自由な姿からは、紋切り型の形式にとらわれないフィリップスの素朴な眼差しと、不完全なありのままを尊重する美学を感じ取ることができます。

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    2026年05月09日
  • アメリカ人映画監督、Wes Anderson(ウェス・アンダーソン)の作品集。
パリのシネマテーク・フランセーズとロンドンのデザインミュージアムがウェス・アンダーソンと共同企画した、初の回顧展に伴い刊行されました。
映画制作の過程で生まれたスケッチ、セットデザイン、衣装、プロップ、撮影資料、未公開の写真やドローイングなどが豊富に収録されており、左右対称の構図、色彩設計、細部への徹底したこだわりといったウェス・アンダーソンの美学は映画の画面だけでなく制作資料の中にも一貫して表れていることがわかります。
本書はそうした断片を通じて物語がどのように組み立てられていくのかを示しながら、30年以上にわたる映画活動の功績を称えています。
資料は、スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)、ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)、作曲家アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)、ミュージシャンのセウ・ジョルジ(Seu Jorge)、ミュージック・スーパーバイザーのランダル・ポスター(Randall Poster)といった長年の協働者たちの存在によってさらに奥行きを与えられています。

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    2026年05月08日
  • タイトルの通り「膜」としての自己という境界を介し、変容し続ける世界を凝視した写真集。
どこかメランコリックで湿り気がある空気を纏った、人間を排除した都市近郊の風景や静物写真が収められています。それらは「リミナルスペース」を彷彿とさせながらも、出口なき社会の閉塞感のなかで、不思議な安らぎとくつろぎを湛えています。
世界の外部が失われた時代において、生の実感を淡々と手繰り寄せる一冊。

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    2026年05月08日
  • ドイツ出身のビジュアルアーティストで、現在は日本を拠点に活動するStefan Dotter(ステファン・ドーター)が、熱帯雨林地域の自然と、そこで暮らす先住民族のコミュニティを記録した作品集。
熱帯雨林で暮らす先住民族の地域社会における意見や要望に耳を傾けて森林破壊問題の対策に取り組む非営利団体「Health In Harmony」の招請をきっかけに制作されました。
本書では、アマゾンやボルネオ、マダガスカルといった各地における団体の活動がもたらす変革の姿を記録した一連の写真を収録。
さらにドーターが探検中に書き記した随筆や観察記録、または個人的考察なども写真とともに織り交ぜられており、装丁を手がけたジョニー・ルー・スタジオは、その背景を受けてデザインを自然科学文書や20世紀のフィールドジャーナルの美学から得た着想をもとに構築しています。
繊細で脆い半透明な紙を幾重にも重ねて一般的なハードカバーの代わりにした装丁は、地球環境が人間と自然の複雑な相互関係によって形作られていることを視覚的・触覚的に示しています。

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    2026年05月07日