“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • アメリカ人映画監督、Wes Anderson(ウェス・アンダーソン)の作品集。
パリのシネマテーク・フランセーズとロンドンのデザインミュージアムがウェス・アンダーソンと共同企画した、初の回顧展に伴い刊行されました。
映画制作の過程で生まれたスケッチ、セットデザイン、衣装、プロップ、撮影資料、未公開の写真やドローイングなどが豊富に収録されており、左右対称の構図、色彩設計、細部への徹底したこだわりといったウェス・アンダーソンの美学は映画の画面だけでなく制作資料の中にも一貫して表れていることがわかります。
本書はそうした断片を通じて物語がどのように組み立てられていくのかを示しながら、30年以上にわたる映画活動の功績を称えています。
資料は、スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)、ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)、作曲家アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)、ミュージシャンのセウ・ジョルジ(Seu Jorge)、ミュージック・スーパーバイザーのランダル・ポスター(Randall Poster)といった長年の協働者たちの存在によってさらに奥行きを与えられています。

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    2026年05月08日
  • タイトルの通り「膜」としての自己という境界を介し、変容し続ける世界を凝視した写真集。
どこかメランコリックで湿り気がある空気を纏った、人間を排除した都市近郊の風景や静物写真が収められています。それらは「リミナルスペース」を彷彿とさせながらも、出口なき社会の閉塞感のなかで、不思議な安らぎとくつろぎを湛えています。
世界の外部が失われた時代において、生の実感を淡々と手繰り寄せる一冊。

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    2026年05月08日
  • ドイツ出身のビジュアルアーティストで、現在は日本を拠点に活動するStefan Dotter(ステファン・ドーター)が、熱帯雨林地域の自然と、そこで暮らす先住民族のコミュニティを記録した作品集。
熱帯雨林で暮らす先住民族の地域社会における意見や要望に耳を傾けて森林破壊問題の対策に取り組む非営利団体「Health In Harmony」の招請をきっかけに制作されました。
本書では、アマゾンやボルネオ、マダガスカルといった各地における団体の活動がもたらす変革の姿を記録した一連の写真を収録。
さらにドーターが探検中に書き記した随筆や観察記録、または個人的考察なども写真とともに織り交ぜられており、装丁を手がけたジョニー・ルー・スタジオは、その背景を受けてデザインを自然科学文書や20世紀のフィールドジャーナルの美学から得た着想をもとに構築しています。
繊細で脆い半透明な紙を幾重にも重ねて一般的なハードカバーの代わりにした装丁は、地球環境が人間と自然の複雑な相互関係によって形作られていることを視覚的・触覚的に示しています。

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    2026年05月07日
  • ソウルに拠点を置くグラフィックデザインスタジオ「Occupy the City」が手がける、2000年以降にデザインされたアートおよび文化プログラム向けのポスターを探求するシリーズ。
第二巻はギャラリー、フェスティバル、パフォーマンスなど、多様な文化プログラムで展開されたポスターがテーマとなっています。
https://store.bookandsons.com/?pid=190248392
特定の文化機関やプログラムのために同一のデザイナー、またはデザインチームによって継続的に制作された一連のポスターを対象としており、研究対象は主にヨーロッパ、北アメリカ、アジア各地で実施された文化プログラムのものとなります。
掲載事例ではシリーズとしての視覚的構造やデザインルールに加え、企画内容や運営体制、デザイナーとプログラムとの関係性にも注目。資料を通じてその設計過程を辿ることができます。

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    2026年05月06日
  • 写真家・William Eggleston(ウィリアム・エグルストン)の作品集。
70年代のアメリカにおけるカラー写真「ニューカラー」の旗手であるエグルストンは、活動当初よりコダック社が1940年代に開発したカラー写真を3色に分解して組み合わせる印刷技法「ダイ・トランスファー方式」の彩度と階調の豊かさに惹かれ、作品制作の際はもっぱらこの技法を用いていました。
しかし1990年代初頭に製造や使用時の薬品がもたらす環境への有害性を理由に、フィルムや染料、印画紙といった一連の材料の製造が中止。エグルストンはそれまでの作品制作プロセスを変えざるを得なくなりました。
本書はこの「ダイ・トランスファー方式」によるプリントの新作が提示される最後の機会となった展覧会『The Last Dyes』の開催に伴い刊行された一冊。
『The Outlands』や『Chromes』といった主要作品から、1976年にMoMA(ニューヨーク近代美術館)で開催された個展『William Eggleston's Guide』での展示作品からカタログに掲載された作品まで、エグルストンの息子であるウィリアムとウィンストンの二人と協議してセレクトされた作品を掲載しています。

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    2026年05月05日
  • ローマを拠点に活動するアーティストであり、パブリッシャーでもあるAli Beşikçi(アリ・ベシクチ)による写真集。
本書は、極めて個人的な哀悼や喪失が、時を経て「些細な思考(minor ideas)」、あるいは静かに神経を逆なでする「柔らかな残滓」へと変質していく過程を見つめた一冊。
彷徨の中で見出された光や事物の境界、何かが過ぎ去った、あるいは訪れる予兆としての断片。そこには無垢さへの弔いと、壊れゆくものへの慈しみ、そして微かな希望が同居しています。事象そのものではなく、その「暗示」を写し出すことで、観る者自身の記憶と共鳴する、極めて繊細で内省的なモノクロームの世界が広がっています。

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    2026年05月04日
  • ベルギーを拠点に活動する建築事務所 Mieke Van Herck Architects(ミーケ・ファン・ヘルク・アーキテクツ) の住宅建築を中心としたプロジェクトと設計思想をまとめたモノグラフ。
MVH Architectsは住む人の生活や価値観に寄り添い、それを建築デザインに反映するアプローチが特徴的。本書ではラグジュアリー住宅プロジェクトResidence シリーズ、Residence EBなど田舎の一軒家をモダンに改修したプロジェクトの事例などをはじめ、プロジェクトの発想から完成までのプロセス、クライアントとの対話、空間づくりの背景、デザイン上の決断など建築家の思考と実践をテキストと図版で解説しています。

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    2026年05月03日
  • パリを拠点に活動するブルターニュ出身のデザイナー、Ronan Bouroullec(ロナン・ブルレック)の作品集。「Casa Mutina Milano」で開催した展覧会に伴い刊行されたもの。
MUT Booksとは、展覧会プロジェクトに付随する書籍シリーズであり、完成された作品ではなく思考と制作の途中経過を提示する実験的な作品集となっている。
作品や展覧会風景に加え、キュレーターによるエッセイや考察、アーティストへのインタビューを収録。
タイトルが示す通り、本書の核となるのは左手で描かれたドローイング。右利きであるブルレックがあえて左手を使うことで、コントロールや機能性から距離を取り、身体的で偶発的な線を引き出しています。

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    2026年05月02日
  • インドネシアとパリを拠点に活動する写真家Pierrot(ピエロ)による作品集。
バリ島ペレレナンの高台に佇む邸宅「Rumah Rubah(ルマ・ルバ)」を舞台に、日本的な節度とバリの精神が穏やかに交差する建築と、その周囲に広がる自然の調和をモノクロームで捉えています。建築を手がけたマクシミリアン・ジェンクルの思想や、素材・光・風といった要素が織りなす時間の流れを写真家ならではの静かなまなざしで可視化しています。
本書を通して現れるのは、空間の構造や意匠そのものだけでなく、そこで営まれる「静けさ」や「余白」といった感覚的な体験。光と影が溶け合う瞬間を丁寧にすくい上げることで、邸宅はひとつの瞑想的風景として立ち現れ、建築と感情、そしてゆっくりと生きるという美学を静かに問いかける一冊。

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    2026年05月02日