“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • オーストラリア出身の写真家で作家のOdette England(オデット・イングランド)が、アメリカの作家でアーティストのSeason Butler(シーズン・バトラー)によるテキストを翻案して生み出した作品集。
10代の自身の娘の成長を観察することで、その成長過程を通じた母と娘、娘と他者、あるいは世界との関係性における変化を捉えており、イングランドは娘の成長を刹那で断片的な瞬間ではなく、じっくりと眼差しを向け続けることで、娘の成長をつぶさに写し取っています。
そうした背景を踏まえて、本書のデザインにおいては娘の成長に伴う形でページの背景色が変化する仕掛けなどを採用。
イングランドの娘の成長が、内容と装丁の双方ともに連続的かつ段階的な変化で描き出されています。

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    2026年05月17日
  • イギリスの写真家・Phoebe Kiely(フィービー・カイリー)が、「クィア(性的マイノリティーを含む既存の男性/女性の概念や分類に属さない人たちの総称)」である二人の関係性や親密性を写真を介して探求に取り組み、完結を迎えた個人的なプロジェクトの成果をまとめた写真集。
カイリーが2020年から2024年までの期間にわたって制作したモノクロ銀塩プリントをもとに構成されており、人物を中心に、満たされたバスルームの水面やコップに閉じ込められた蜂の死骸などをクローズアップで捉えたイメージを織り交ぜて収録。
一見すると関係性のないイメージを意図的に挟むことで人間の身体や肌のイメージが続くことを避け、肌のみが本作の軸を担うことがないシークエンスが組み立てられています。

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    2026年05月17日
  • 岐阜県出身の写真家・足立涼による自身初の写真集。
足立は学生時代まで絵画制作に取り組んでいたが、画面に堆積した絵具の質量性や筆跡、時間、形態の存在を要因に、描くモチーフが現実と異なるデフォルメと化すことで鑑賞者がイメージを純粋に体験できないという課題に直面し、絵画での写実性に対して限度を覚えました。
そのため足立は、カメラを介して対象が「ただそこにある」匿名のイメージを作り、作品の中の個人的な主観の存在を排除して客体性を獲得することで、絵画制作では成し得ることができなかったイメージの純粋性を希求しはじめました。
本書には足立が3年間にわたって制作に取り組んだ、空間にまつわる「外と家の中」と、人間の認知領域にまつわる「他者と自分」の2つの対照関係にあるキーワードがテーマの作品を収録。
コロナ禍における外出自粛や、パートナーとの同居といった自身の生活様式の変化、そして移住の経験と様々な出来事を起点に、まるで樹木の枝葉のように広がりながら構築されてきた足立の生活風景とその知覚世界へと踏み入れることができます。

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    2026年05月16日
  • 韓国の写真家・Lim Hyojin(イム・ヒョジン)が、ソウル市庁から東大門までを直線に約3キロで結ぶソウル中区の大通りの乙支路を舞台に撮影した写真集。
韓国と北朝鮮に分裂される以前の朝鮮において薬業を中心に栄えた乙支路は、現在古くからの町工場や工具店と最新のおしゃれなカフェやレストランが混在するエリアとして人気を集めるスポット。
本書では、ヒュジンが乙支路の街路を構成する行人や観光客に鳩、そして建物の改修や解体の現場、さらに看板といった様々な要素や場面を演出なしでそのままに捉えた写真を500ページ以上にわたって掲載。
さらにヒョジンが乙支路に関連した実際の新聞記事より着想を得て書き下ろした9つの短編フィクションも収録されており、常に変化を続ける乙支路の現在を過去を踏まえて記録すると同時に、追加で虚構を挟むことによって、多層的に乙支路について描き出されています。

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    2026年05月14日
  • パリ在住の写真家・Fabien Ecochard(ファビアン・エコシャール)が、7年間にわたって取り組んだストリートスナップの成果をまとめた写真集。
町の一角やカフェテリア、横断歩道などありふれた場所で撮影された写真は、一見するとパリで撮影されたのかどうかさえも見分けがつかないように見えますが、エコシャールは一生活者としての視点を通じて、パリの日常に宿る人々の活気や人間味と混沌、そして国際色の豊かさを描き出すことで、観光ガイドブックなどで紹介される典型的で表層的なパリの枠組みを取り払うことを目指しています。
Henri Cartier-Bresson(アンリ・カルティエ=ブレッソン)やRobert Doisneau(ロベール・ドアノー)、Joel Meyerowitz(ジョエル・マイヤーウィッツ)といった名だたる写真家の功績とストリートスナップの歴史に敬意を表しながら、パリでのストリートスナップの可能性を現代の視点より模索した一冊。

#Cosmopolite#FABIENECOCHARD#FourEyeséditions#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年05月13日
  • 人間や動物、自然の経年による変化と、互いの関係性について探究するオランダのアーティストで写真家のFloor Martens(フロア・マルテンス)の作品集。
マルテンスの作品において写真は、時を止めて記憶に留めたり、被写体に永続的な命を与えるための手段として扱われています。
加えて主要テーマとして物質的な素材の価値と、形を有するがゆえの脆弱性や触知性に関する探求にも取り組んでおり、写真の中の静止された肉体の動きにおいては精神や魂といった可視化されず言葉にも言い表せない存在の痕跡を探知しています。
撮影には銀塩フィルムやポラロイドを用いることで、マルテンスがテーマとして扱う物質的な素材の価値と、形を有するがゆえの脆弱性や触知性と繋がる記録媒体の選択がなされています。
樹木や花、海、空といった森羅万象と、マルテンス自身のセルフポートレートや残像と化した肉体の動きなどを一連の流れとして織り交ぜながら収録し、生命や人生の次第に衰えて朽ちていくはかなさと、その限りがあるからこその美しさを描き出しています。

#Verstrengeld#FloorMartens#HOPPER&FUCHS#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年05月12日
  • ローマを拠点とする独立系出版社DITO Publishingによる「食」を栄養や嗜好の対象ではなく、文化・身体・欲望・社会構造と結びついた表象として捉え直すビジュアルブック。
約200点のイメージと2本の映像作品を収録しており、料理として完成されたイメージだけでなく、食材の断片、調理の過程、過剰に演出されたフードイメージ、身体と食が直接的に結びつく場面などが並置されています。
食べることが本来持つ感覚的な美しさと、欲望の誇張や消費の構造、管理される身体といった側面を浮かび上がらせ、食が文化的・政治的な意味を浮かび上がらせる構成。
ページ左下のイメージを連続してめくることでシネマティックな残像が動き出す仕掛けも施されており、視覚体験を通じて、人々と食の関係性を再考する一冊。

#FOOD–200IMAGESAND2VIDEOSEXPLORINGOURRELATIONSHIPWITH CONSUMPTION#DITOPublishing
    2026年05月12日
  • ニューヨークを拠点に、ファッションと美容の分野で活動する写真家・Jai Odell(ジェイ・オデル)が撮影したポートレートをまとめた作品集。
オデルによるポートレートは、被写体の人物が最も見栄えが良くなるように作り込む一般的なポートレートとは異なって、社会といった外向きのために普段は仮面(ペルソナ)で秘匿されている本質的な要素が露わになったわずかな瞬間を捉えたもので、本書に収録されている人物のほとんどはカメラに対して目線を向けたり取り繕う様子もなく、各々が思い思いのままに佇んでいます。
そして普段は分厚く守られているはずの本質的な要素がオデルの前では剥き出しになるのは、オデルがそれぞれのモデルに対して誠実に向き合い、警戒心を与えていないことが大きく起因しており、機材の良し悪しではなく、撮影者の人柄が写真に与える影響について考えさせられる一冊です。

#SingularBeauty#JaiOdell#HOPPER&FUCHS#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年05月11日
  • 世界各国のデザイナーによるプロダクトやインテリアを軸に建築やグラフィックなどデザインにまつわるさまざまな領域について取り上げるデザインの専門誌『Ilmm』(アイエルエムエム)。 
今号では、国際的に活躍するデザイナーから新進気鋭のクリエイターまで、個人やユニット、企業を問わない12組を豊富なビジュアルやインタビューとともに掲載。 フィリップ・マルアン、OK-RM、アイリーン・グレイ、中村友美をはじめ、インダストリアル・ファシリティ、ナタリア・クリアド、アオイロ、ラファエル・プリエト、シンプルフレア、ブックショップボーイズ、ダビッドポンパ、マリア・ブルーンなど、多様な存在とその活動を深掘りして取り上げています。 また取材においては、それぞれの土地固有の素材や文化への着目を起点として、それらを世界へと接続していく活動にも並行して着目。 建築、デザイン、アートを横断する多角的な視点を通じて、現代の創造性を捉えた一冊となっています。

#Ilmm#FLOOAT#graphic#photo #photograph #designbook #artbook #photobook #photographer#design#art
    2026年05月10日