“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • Mēdeia2.0 ISSUE N˚06/東松 照明

国内外の写真家が切り取った世界中の出来事や社会課題について、ファッションを媒体に人々へ広めるべく立ち上げられたプロジェクト・Mēdeia1.0の派生で開始された出版レーベル・Mēdeia2.0。
第6号では、戦後日本写真を代表する写真家・東松照明を特集しています。
九十九里浜に打ち上げられたプラスチックごみや漂着物を撮り続けた代表作「Plastics」を、新たな視点で再編集して収録。
かつては私たちの生活を支えた便利な存在だったプラスチックは、やがて海岸へと漂着する無機質な廃棄物となりました。東松はそれらを単なるごみではなく、一つの時代を物語る「遺物」、すなわち文明の断片として捉えています。
九十九里の浜辺に散らばるプラスチック片を、ときに静物画のように、ときに社会の痕跡として見つめたその眼差しは、消費と廃棄を繰り返す現代社会の姿を鮮やかに映し出します。
ファッションとアートの垣根を越えて社会課題を問いかける「Mēdeia」の視点を通して再構成された本書は、現代の消費社会の本質を静かに、そして力強く問い直す一冊。

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    2026年08月12日
  • Threads of Beauty 1995–2025―時をまとい、風をまとう。/高木由利子

武蔵野美術大学でグラフィックデザインを学び、その後イギリスのTrent Polytechnicでファッションデザインを修めた写真家・高木由利子。衣服と人体を通して「人の存在」を見つめ続けてきた彼女の写真集『Threads of Beauty』は、世界各地で民族衣装を日常的にまとう人々を撮影したシリーズをまとめた一冊です。
本書には、膨大なアーカイブの中から約200点の写真を収録。土地や時代を越えて連なるイメージは、ページをめくるごとに旅の広がりや時間の流れを感じさせます。そこに写し出されるのは、衣装そのものだけではなく、それを身にまとい生活する人々の姿。光や風土、表情や仕草とともに写し出される民族衣装は、単なるファッションとしてではなく、文化や歴史、そしてそれぞれの生き方とともに立ち現れます。
「民族衣装を記録した写真集」という枠を超え、装いと人間の関係にあらためて目を向けさせてくれる一冊です。

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    2026年08月11日
  • RED IN SMOKE

日常の中で集めたマッチ箱を支持体に、小さな絵画を描き続ける画家・平松麻によるマッチ箱作品を収録したアートブック第2弾。限定1000部発行、エディションナンバー入り。現在平松氏が惹かれている色である「赤」を用いた作品を中心に、100点以上を掲載。手のひらに収まるほどの小さな作品がページをめくるごとに静かに呼応し合い、どこか物語の断片を辿るような感覚を味わえます。翻訳家・柴田元幸による書き下ろしのショートストーリー(日英併記)も収録。絵画と言葉を行き来しながら楽しめる一冊。

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    2026年08月10日
  • XEROGRAFIA by Bruno Munari [JAPANESE / REPRINTED EDITION]

イタリア人デザイナー、Bruno Munari(ブルーノ・ムナーリ)による作品集。ブリュッセルの「Saint-Martin Bookshop」で開催された展示に伴い刊行されたもので、アーティスト、Gabriella Zalapì(ガブリエラ・ザラピ)によるテキストを日本語に翻訳した4ページの冊子が付属。
オリジナルは第35回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展に際して制作された、現在では希少な一冊。1963年から生涯にわたり取り組んだ、普通紙複写機「Rank Xerox 914」を用いたゼログラフィの実験を収録しています。
世界初の普通紙複写機として開発され、当時画期的な存在であった「Rank Xerox 914」を新たなイメージを生み出す創造の道具として捉え、コピーの過程で原稿を動かすことで偶然性や変化を取り込み、「複製」を「オリジナル」へと転換する独創的な表現を展開しました。
芸術を誰もが創造性を発揮できる営みとして捉え、テクノロジーを創作の可能性を広げる手段として探求したムナーリ。本書は、その先駆的な実践と思想に触れることのできる一冊となっています。

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    2026年08月09日
  • Infinity Complex Landscape -Journey through the East Ukraine- / 板坂佳枝

「ケルチ海峡事件」により戒厳令が執行され、ロシアとウクライナ両国間の緊張感が高まっていた最中の2018年12月にウクライナへと入国した写真家・イタサカヨシエが、カウチサーフィンとカーシェアリングを用いて国境付近のウクライナ東部や紛争地帯の土地を移動しながら記録に取り組んだドキュメンタリーのZINE。
2022年2月24日のロシアによる首都・キーウを目指した全面侵攻の以前からすでに戦争の火種があり、そうした状況下も日常的な出来事になっていたことが視覚的に示されています。
のちの2025年にドイツの出版社・KEHRERより刊行された『Infinity Complex Landscape』の前日譚とも言える一冊。

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    2026年08月08日
  • SANDWICH / 名和晃平

彫刻を中心に、建築、インテリア、舞台美術、デザイン、ファッション、ダンスパフォーマンスと多岐にわたる活動を展開するアーティスト・名和晃平が2009年から率いるクリエイティブ・プラットフォーム「Sandwich」を包括的に取り上げた一冊。
京都・伏見の宇治川に程近い田園風景の中の元サンドイッチ製造工場を拠点とする「Sandwich」は、作品制作やプロジェクト進行を担うスタッフのスタジオ・オフィスをはじめ、新素材を検証・実験するためのラボ、制作用の機器や道具を開発・製造する工場、アートの現場と学生を直接繋ぐ教育実践、国内外からのアーティストやゲストを迎えるレジデンスなど、名和の作家活動とその延長線にある多くの役割や機能を担っています。
本書では、名和と「Sandwich」がこれまで人や街、社会、世界へと与えてきた影響を、それぞれの作品や活動を通して読み解いています。あわせて、ミュージアム・ディレクターやキュレーター、アーティスト、ダンサーによる寄稿やインタビューも掲載。名和と親交の深い執筆者たちの視点から14年間にわたる活動の変遷を考察し、名和と「Sandwich」がアートシーンに与えてきた影響や、これまで言語化されることのなかった側面にも迫っています。

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    2026年08月08日
  • Housekeeping / Casey Joiner

ニューオーリンズを拠点に活動する写真家Casey Joiner(ケイシー・ジョイナー)による作品集。父の長い闘病と2023年の死をきっかけに制作されたもので、喪失と記憶を題材に静物や室内風景、セルフポートレート、家族の肖像を織り交ぜながら、ドキュメンタリーと夢想のあいだを静かに行き来しています。
本書が見つめるのは、親を失うことで生まれる喪失感だけではなく、「家」とは何か、「家族」とは何か、そして失ったものを抱えながら人はどのように生きていくのかという普遍的な問いです。タイトル『Housekeeping』には、「家」や「家族」、そして「記憶」を手入れし、大切に守り続けるという意味が込められています。
親密で静かな写真を通して、喪失の先にある記憶とともに生きることの美しさや儚さを映し出した一冊。

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    2026年08月07日
  • DorothyFratt. / Dorothy Fratt

多作でありながらも過小評価されてきたアメリカの画家、Dorothy Fratt(ドロシー・フラット)の作品集。米国美術館での初の大規模な回顧展「Color Mirage」にあわせて刊行された本書は、フラットの50年にわたる数々の色鮮やかな作品を網羅しています。
ワシントンD.C.で生まれ、1950年代初頭にワシントン・カラー・スクールと関わりを持ったフラットは、1958年にアリゾナ州に移住し、その後、米国南西部に深く根ざした独自の抽象画スタイルを確立しました。フラットの絵画はしばしばカラーフィールド・ペインティングや抽象表現主義に分類されていますが、その色彩感覚と周囲の環境をとらえた表現は、風景、雰囲気、身振り、そして気分を独自の視点で表現する、多作な作品群へと発展していきました。母親であり、芸術家でもあったフラットの生涯を伝える詳細な伝記やエフェメラ、そして現代アーティストのTeresa Baker(テレサ・ベイカー)、Caroline Kent(キャロライン・ケント)、Rebecca Ward(レベッカ・ウォード)を交えた座談会も掲載。

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    2026年08月07日
  • Maggie / Emmet Gowin

アメリカの写真家、Emmet Gowin(エメット・ゴーウィン)と Elijah Gowin(イライジャ・ゴーウィン)による写真集。
本書は、98歳を迎えた愛する叔母、マーガレット・クーパー(愛称:マギー)に捧げられた一冊。美しく印刷された24点のトライトーンおよびカラー図版には、エメットが1960〜70年代に撮影したマギーとその大家族の写真を収録。代表作に加え、これまで未発表だった作品も含まれています。一方、イライジャは1994年から2004年にかけて制作したシリーズ『Hymnal of Dreams』より、マギーを重要な存在として描いた、夢幻的で遊び心に満ちた作品を収めています。
父と息子、それぞれ異なる世代のまなざしを通して浮かび上がるのは、唯一無二の存在感を放つ一人の女性の肖像である。時間や場所、そして家族を結びつける絆の尊さを静かに讃える一冊。

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    2026年08月05日