“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • 毎号1つのブランドを掘り下げるドキュメント誌『Magazine B』の派生で創刊された、ライフスタイルをはじめ、様々な角度から一脚の椅子とそのデザイナーについて取り上げるシリーズ『Magazine C』。
第6弾となる本誌では、フィンランドの建築家・Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)が、1933年に考案した「Stool 60」に着目します。
日常的に「Stool 60」を愛用しているRonan Bouroullec(ロナン ブルレック)や皆川明をはじめとした人物のインテリア訪問とインタビューを導入に、生みの親であるアアルトの人物像とデザイン、そしてヘルシンキ郊外の自邸の様子のほか、イギリスのfinmar社での製造など幅広いバリエーションが存在する「Stool 60」の年代ごとの特徴と見分け方も掲載。
さらに製造販売を手がけるアルテック社が2023年に創業90周年を迎えたことを機に協働したイタリアのデザインスタジオ・Formafantasma(フォルマファンタズマ)による考察も収録し、根底は変わらぬまま新たな要素を取り入れて発展を遂げる「Stool 60」の未来が示しています。

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    2026年05月29日
  • 韓国のグラフィックデザイン誌『Graphic』の第51号。ニューヨーク、ベルリン、ノルウェー、台北、カイロ、セネガル、そして東京など世界各地で開催されるアートブックフェアを取材し、アートブックフェアの現状を視覚的かつ体系的に紹介した一冊。
独立系出版社やアーティストによる自費出版物、限定部数の印刷物、アートブックまで幅広く取り上げており、会場風景から個々の作品、展示空間における本の配置や演出などの写真を掲載。現代の出版・デザインシーンの縮図として、現代のアートブック制作のトレンドや独立出版文化の広がりを俯瞰できる一冊。

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    2026年05月29日
  • オーストリア・チロル出身の写真家・Gregor Sailer(グレゴール・ザイラー)が、表向きに知られていない世界の食料やインフラ、システムの生産・管理・流通を支えている様々な施設に許可を得て立ち入り、4×5や6×9のフィルムカメラで記録したものをまとめた一冊。
本書に登場する昆虫や藻類、クラゲの養殖場に、ウイルス研究所やデータセンター、さらに月や火星への人類移住を目指す研究施設などは内部の特許や機密事項を守るために厳重なセキュリティー体制が敷かれていることから、撮影の許可を得ることは極めて困難であるが、ザイラーは確かな意志と忍耐、そしてこれまでの活動を通じた信頼性により、一つづつ許諾を得ながら撮影に取り組んでいます。
タイトルは中世の神話に登場する食べ物が無限に溢れる豊穣の土地の名前から取ったもの。
ザイラーは技術が飛躍的に進歩した現代においてもなお解消されない国や地域ごとの不平等や、研究の裏にある権力構造、さらに倫理的な課題の存在を視覚的に暗示しています。

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    2026年05月28日
  • スイス出身のグラフィックデザイナー・Fred Troller (フレッド・トローラー)による仕事を包括的にまとめたモノグラフ。
1950年代から約半世紀にわたり活動したトローラーは、スイス・モダニズムの厳格なタイポグラフィとアメリカ企業文化のダイナミズムを融合させた独自のデザイン言語によって、戦後のグラフィックデザイン史に大きな影響を与えてきました。
本書では Geigy、IBM、American Airlines などの企業プロジェクトをはじめ、ブックカバー、ポスター、パッケージ、CIデザインなど幅広い仕事を収録。
大胆な色彩、写真表現、ミニマルなサンセリフタイポグラフィを駆使しながら、「視覚的なノイズを削ぎ落とし、複雑な情報を簡潔に伝える」というトローラーの思想を多数の図版とともに紹介し、1960年代のアメリカにおける装飾的な広告表現とは対照的な、機能性と実験性を兼ね備えたデザインアプローチについて読み取ることができます。
編集とデザインは、Troller の元アシスタントであるDani Piderman (ダニ・ピダーマン) によるものです。

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    2026年05月27日
  • 現代美術家で写真家の杉本博司が、30年以上にわたりライフワークとして取り組む代表作『海景』を制作中に撮影するも、これまで20年以上にわたり未公開だった作品『ON THE BEACH』をまとめた一冊。
1990年に南半球のニュージーランドで『海景』を撮影していた杉本は、撮影の合間で美しい砂浜に点在する不思議な物体群を発見。その海水に浸かるうちに腐食されて形を変えた物言えぬ気配の漂うオブジェクトの数々を一つずつ真正面から標本的に捉えて撮影しています。
本書では357 × 257mmの大判サイズで『ON THE BEACH』の24点にわたる全作品のほか、この当時に撮影された『海景』の作品一点、そして杉本が刀身が欠損した状態で入手し、現代の刀鍛冶職人に依頼して鎌倉時代の様式で復元を施した三鈷剣の姿を合わせて収録。巻末には英訳のリーフレットも同梱されています。

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    2026年05月26日
  • アメリカの写真家・Brian Rose(ブライアン・ローズ)が、ニューヨーク市に張り巡らされている地下鉄全路線の終点周辺の地域を一年間にわたり撮影したプロジェクト『Last Stop on this Train』をまとめた一冊。
ニューヨークの大学・The Cooper UnionにおいてJoel Meyerowitz(ジョエル・マイヤーウィッツ)とLarry Fink(ラリー・フィンク)の二人の写真家に師事したローズは、これまでニューヨークを中心に都市を主題とした様々な写真集を発表してきました。
本作はローズがニューヨークの姿を複数地点から多角的に捉えることで、ニューヨークを形作る複数の中心地の存在に着目したもの。
撮影当時のニューヨークは新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる停滞を経て、難民や移民の流入により政治的に不安定な情勢でしたが、ローズは各地下鉄路線における終着駅の一つ一つを観察することを通じて、ニューヨーク全体の状況が悲観的ではなく、新たな都市として生まれ変わる希望の兆しもあることを示しています。

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    2026年05月25日
  • アイルランド・ダブリン出身の写真家・Eamonn Doyle(イーモン・ドイル)が、ダブリンにある芸術教育機関「Royal Hibernian Academy of Arts」の「RHA Gallery」で2019年3月から4月まで開催した個展に伴い刊行された作品集。
移民の増加によって自身の暮らすエリアがいつしか西アフリカや東ヨーロッパ、また中国からの移民が行き交う多文化共生の地点へと変貌を遂げたことに着目してスナップ撮影に取り組んだ「ダブリン三部作」と称されるシリーズ『i』(2014年)、『ON』(2015年)、『End.』(2016年)をはじめ、ドイルが自身の兄と母親を亡くした個人的経験と、アイルランドで伝わる死者を悼む歌を文脈に生み出したシリーズ『K』を収録しています。
さらに映画監督・Bob Quinn(ボブ・クイン)に、作曲家兼ミュージシャン・David Donohoe(デイヴィッド・ドノホー)、またデザイン史家・Lisa Godson, PhD(ゴッドソン博士)と様々な分野の人物らによるエッセイも掲載。
装丁は本展の企画・構成も手がけたNiall Sweeney(ナイル・スウィーニー)によるもの。

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    2026年05月24日
  • オーストラリア・メルボルンを拠点に活動する写真家・Rohan Hutchinson(ロハン・ハッチンソン)が、アメリカ・アラスカ州に位置するデナリ国立公園で取り組んだフィールドワークの成果をまとめた一冊。
前作『Polar Convergence』の続編に位置付けられる本作は、地形の巨大な質量と気圧・酸素濃度・氷河の動きが複雑に作用し独自の気象を生み出す山岳地帯において人間の活動がどのような影響を及ぼしているのかを調査したもの。
撮影は陸路での移動や、小型チャーター機による空撮を通じて実施されました。
本書では、航空機からの空撮と地上の両視点で風景を捉えた「Entry Points」、自然環境に対する人間の介入や痕跡を捉えた「Interventions」、また変化し続ける環境の状態を断片として配置した「To be continued」の三部で構成。
風景そのものの記録だけにとどまらず、章ごとに視点を転換させながら環境の変化や時間の経過も並置することで、人間と自然環境の変化の相関性を総計的に読み解いています。

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    2026年05月23日
  • 写真家・松江泰治が、初の海外撮影として訪れたスペイン南部のアンダルシア州で二か月間の長期滞在制作に取り組むも、これまで未発表であった作品『ANDALUCIA 1988』をまとめた一冊。
本作は大学卒業後の1987年にツァイト・フォト・サロンで開催した初個展『TRANSIT(経緯儀)』を経て、当時25歳だった松江が1988年の夏に制作へ取り組んだもの。
地中海性気候に属することから一年を通じてあまり雨が降らず、特に夏場は強烈な日差しが降り注ぐことで光と影の明暗差が大きいアンダルシア州に身を置いて二か月間撮影に臨んだ経験は、「被写体に影が生じない順光」や「地平線のない構図」、そして「すべての被写体に焦点を合わせる絶対ピント」といった松江独自の撮影手法を形成する一つの分岐点となりました。
巻末では、東京都写真美術館学芸員の伊藤貴弘による寄稿も収録。

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    2026年05月22日