“hide gallery” was set up as a contemporary art gallery off the back of “Book and Sons”, an art book store in Tokyo, and “Kawata Gallery”, a well-established art gallery in Kobe. With the combined perspectives of a contemporary art book store and the rich 60-year experience of a refined art gallery, ‘hide gallery’ aims to carefully curate and usher in a new era of previously unseen art that can convey new culture and value.

hide gallery
  • 遊回

台湾・高雄出身の写真家で、版元「南方書局」の代表である富澤大輔の初大判写真集。 『字(2022年)』、『平行写真(2023年)』に連なる三部作の完結編。
本作は、中判フィルムカメラにより撮影された全170点のカラー写真を収録しています。 その視点は未練を持ってあの世に渡らず幽霊となった存在が現世を散歩をしているような、地に足のつかない感覚を彷彿とさせます。 装丁は富澤と長年タッグを組んできた神奈川県出身のグラフィックデザイナー・明津設計(浅田農)によるもの。

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    2026年06月14日
  • THE LOW COUNTRIES – 1966–1971

ミニマル・アートの代表的なアーティストであるDonald Judd(ドナルド・ジャッド)の1966年から1971年にかけてベルギー、オランダ、ルクセンブルクで過ごした時期の活動や思考を紐解く一冊。
美術史研究者Wouter Davidts(ワウター・ダヴィッツ)が、これまであまり注目されてこなかったヨーロッパでの初期の活動を検証しています。
対象は1965年にストックホルム近代美術館で開催されたグループ展への参加から、1970年のファン・アッベ美術館で行われた初の個展に至るまでの時期に及び、オランダ、ベルギーに残された豊富なアーカイヴ資料をもとにアメリカで自身の造形言語を確立していったのと同時期に、ヨーロッパにおいてもJuddの作品が重要な制度的・批評的関心を集めていた過程を明らかにしています。
Juddの先駆的なミニマリズムが持つ国際的な広がりと、その持続的な影響力を新たな視点から照らし出す貴重な資料です。

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    2026年06月14日
  • 音のはじまり

個性のないことや匿名を指す単語・アノニマスと青森を組み合わせた造語「アオノニマス」と題し、故郷の青森を中心に撮影してきた写真家・柿崎真子は、コロナ禍の行動自粛をきっかけに、自身の生活拠点を取り巻く風景へ眼差しを向けました。
身近にあるささやかな喜びやその好奇心を通じて中判の6×6で捉えられた自然と、それらを構築する植物の存在は、人間の介在なしに成立する世界の存在を静かに物語っています。

言葉を持たないものたちが、不規則に発するざわめきを感じたい
たしかなことは、暗闇の出来事かもしれない
まるで、種が土の中でじっと雨の訪れを待ちながら、
静かに創造を始める日のように
-柿崎真子

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    2026年06月13日
  • 小さなウインドウで見る

グラフィックデザイナー小林一毅による、日常の細部や瞬間を捉えた453枚のドローイングをまとめた作品集。
図書館で紙芝居を見ているときにふと感じた思いから着想を得て、普段見過ごしがちな風景や物事を「小さな窓」の視点で切り取り、色彩・構図・形のバランスを通じて表現しています。
各作品は静謐でありながら鮮やかな印象を与え、観る者に視覚的な気づきや発見をもたらしており、小林一毅の自由なデザイン感覚や観察力が垣間見える一冊。

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    2026年06月12日
  • Visualizing Complexity

スイス・バーゼルを拠点とするデザインスタジオ Superdot Studio の創設者Darjan Hil(ダルヤン・ヒル)とNicole Lachenmeier(ニコル・ラッヘンマイヤー) による情報デザインのハンドブック。複雑なデータや抽象的な情報を視覚的に理解しやすい形へと変換するための体系的な方法論を提示しています。
本書の中心となるのは、著者らが提唱する Modular Information Design(MID) というフレームワーク。
豊富な図版やダイアグラムを通して、情報の関係性や流れをどのように視覚言語へ変換していくのかを具体的に示したデザイン、編集、研究など幅広い分野における情報整理の手がかりを提示する一冊です。

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    2026年06月12日
  • Intangible

ともに料理人で夫婦のEmma Destruel(エマ・デストゥルエル)とAntoine Sallier(アントワーヌ・サリエ)が、南フランス・タルン県の田園地帯に位置する19世紀の城・la Bousquétariéで構えるレストラン『L'Intangible』について取り上げた一冊。
エマとアントワーヌは、33歳の史上最年少にてミシュラン3つ星を獲得したフランス料理界の巨匠・Alain Ducasse(アラン・デュカス)や、伝統的な地域料理に着想を得たコースを提供するリヨンのJACQUES BERTRAND(ジャック・ベルトラン)で修行した経歴の持ち主であり、自身の『L'Intangible』においては、地元の食材や敷地内の菜園で育てた食材を活かしながら、季節の経過とひらめきに応じた味覚と視覚の両方で楽しむコース料理を創出しています。
そんな『L'Intangible』で織りなされる料理や物語についてパリを拠点に活動する写真家・Jérémy Veron(ジェレミー・ヴェロン)の写真とともに描き出した本書では、コース料理のように6つの章に区分立てて、自然や風土、そして建物や料理、食材などの魅力を紹介しています。

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    2026年06月10日
  • ComeViVi

スイス・バーゼルを拠点とするデザインスタジオ Superdot Studioから刊行された本書は、観光公害が深刻なヴェネツィアを舞台に、都市の「生活の質」を多角的に分析・記録した一冊。
誰がその都市で暮らしているのか(WHO)、何が生活の要素になっているのか(WHAT)、どこでその生活が営まれているのか(WHERE)、そして、いつその生活が変化するのか(WHEN)という4つの次元を通じて、都市の日常を多層的に読み解いています。
また、マッピングやビジュアルコミュニケーションの手法を用いて複雑な都市情報を直感的に理解できるように構成。
都市を人々の経験が複雑に重なり合う場として捉え直し、その過程を視覚的なフレームワークと具体的なフィールドワークで描き出したビジュアルドキュメントとなっています。

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    2026年06月09日
  • OPENHOUSE 25

アートやデザイン、建築、ファッションといった分野で活躍する人々の自宅やアトリエにおける空間とライフスタイルの魅力について、豊富な写真とインタビューとともに紹介するスペイン・バルセロナ発のインテリアマガジン・OPENHOUSE。
第25号となる本誌のテーマは「Obsessions:A Self Portrait(執着:写し鏡)」。
剣持勇や渡辺力をはじめとした戦後日本の家具コレクター・Luis Sendino(ルイス・センディーノ)や、個人的審美眼で現代作家の作品を集めるAndrés Carretero(アンドレス・カレテロ)、また経年によるひび割れや植物による侵食を豊かさとして享受するCasa Albero(カーサ・アルベロ)など、情熱と執着の両方に折り合いをつけながら自身の純粋な興味や欲求に従った選択で独自のコレクションや住空間を築いた人物たちが登場。
SNSやネットのアルゴリズムを通じた興味関心の増幅により本来求めていたはずの存在を見失うことの多い現代において、一つの模範と言えるような芯のある生き方とその暮らしぶりに触れることができます。

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    2026年06月07日
  • LE CORBUSIER THE NATIONAL MUSEUM OF WESTERN ART

幅広い分野の第一線で活躍する写真家・瀧本幹也が、東京・上野にある国立西洋美術館の建物を撮影した写真41点をまとめた一冊。
国立西洋美術館は、実業家・松方幸次郎が20世紀初頭にヨーロッパで買い集めるも、サンフランシスコ平和条約によりフランス政府の国有資産となったが、1953年に日仏友好の証として返還・寄贈された松方のコレクションを中心とする西洋美術作品を展示・収蔵するために生まれた施設。
建物の設計はパリを拠点に活動していた近代建築家・Le Corbusier(ル・コルビュジエ)によるもので、現地視察のための一度の来日以降は現地に姿を見せず、代わりにかつてル・コルビュジエの事務所で務めていた三名の日本人建築家(前川國男・坂倉準三・吉阪隆正)が、フランスより送られてきた設計図面を頼りにル・コルビュジエの意図を汲み取りながら1959年の竣工へと漕ぎ着けました。
本書は国立西洋美術館が2016年7月にル・コルビュジエの建築作品群の一つとして世界遺産に登録されてから節目の10周年を迎えることを機に、同館の普遍的価値や魅力、また文化的意義を後世へと広く継承することを目指して刊行されたもの。 瀧本は国立西洋美術館の全面協力のもと、通常は立ち入ることができない屋上などを含めた建物の外観と内観を撮影。
同館の建築と空間、そして光が描き出す姿を端正な視点で写し取っています。

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    2026年06月05日