「物質の実存の固定と拡張」
現在の彫刻のシリーズを制作する以前。
素材を主体とした彫刻作品は展示における空間の影響が大きく。
限られた空間でいかに展示を成立させるか模索していた。
そこで、彫刻を平面に落とし込み平面作品として見せる方法を考えた。
彫刻された木材を樹脂の層で固めて平滑にし、平面の中に彫刻を閉じ込めた。
そうして現在の制作方法に行き着いた。
素材自身を主題とし、空間や質量だけに頼ることなく。
そのもの自体が絵画的に意識を拡げる、ひとつの彫刻として成立させたい。